パール幼稚園の音遊びの根幹は鍵盤ハーモニカです。
全音製鍵盤ハーモニカ・ピアニーを使用しております。
この鍵盤ハーモニカはメーカーにより呼び名も異なりますが、
音色も違うのです。
ピアニーは乾き系と申しましょうか、
特に高音が響きます。
音舞台・・・
耳に馴染んでいる方はご存知かとも。
会場に高音が揃って響き渡るときは、
背筋がゾォゾォ〜とします。
そして、音舞台・・・
主役は鍵盤ハーモニカだと言うまでもありません。
しかし・・・毎年のようにいらっしゃいます。
うちの子・・・楽器がやりたいと言っている。
そんな我が子思いのお手紙が担任に届きます。
この思いは十分に理解はできますが、
担任にとってみたら、かなりストレスとなりますことも、
ご理解いただきたく存じます。
過去には・・・「あんた」呼ばわりで罵倒うされ、
完全にやる気を喪失し、退職を決意した先生もいます。
近年、子どもを預ける施設。
託児所などでは、
預ける側を利用客と捉え、
利用する側も利用者という感覚です。
そして・・・
その感覚を幼稚園にまで引きずる方もいらっしゃいます。
幼稚園は学校教育法に基づいた学校です。
学校が保護者を利用者と位置付けたら、
いい教育の実践は不可能となります。
幼稚園に入園してくるときは利用者感覚であっても、
在園中に保護者意識を身につけていただき、
小学校へ送り出すことも幼稚園の役目となっているのが現状。
一体、この国の子育ては、どこに向かうのか?
この国の教育はどうなってしまうのか?
利用者感覚がもたらす末、
愛校心が失われ、
愛校心という言葉も死語となりつつあることが、
学校、教育の質を低下させているのはいうまでもありません。
我が子が可愛いが故に盲目になってしまうこともあるでしょう。
親が世間知を知らないと、
その子の行く末が心配にもなります。
挫折をしたら、立ち直れなくなり、
自分の道は自分で切り開くことが
困難にならないように導きたいものです。
音舞台。
会場に利用者意識を持たれる方が多いか、
保護者意識を持っている方が多いか・・・
会自体の雰囲気までも変わることなるでしょう。
音舞台。
園児の演奏を引き立てるのは会場です。
音舞台は、何のために実施するのか?
本園の意図をご理解いただき、
会場に足をお運びいただければと存じます。
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