歳月の積み重ねは早いもの。
息子(君)も20歳となりました。
あっという間だった。
そんな想いです。
君との、この20年。
全て仕事中心でしたので、
随分、君、家族を犠牲に部分も多いと思っています。
特に息子(君)が幼き頃には、
無我夢中で仕事に打ち込んだ頃です。
無我夢中・・・
だからこそ、
パール幼稚園を愛することができたのだと思っています。
今、考えてみれば、
君には、もっとこうしてやれたのに・・・
あの時・・・こうすればよかった・・・などと、
後悔ばかり残ります。
親として、経験、未熟な若い頃でした。
(ですから、君の子には存分に付き合うつもりです。笑)
私の20歳の頃と比べると、
ある部分は君が大人であり、ある部分は君が幼い。
時代背景が大きく影響しているのでしょう。
あと十年以内には、
君が同じ空間で仕事を創る時間も訪れると思います。
私立幼稚園という業界は、
導入期、成長期、成熟期、斜陽期、安定期という、
ライフサイクルで位置するならば、
もう、今は、斜陽期に突入しています。
これからが正念場を迎える時期ということですが、
そんな時に後継者として園に携わっていくことが、
可哀想にもなりますが、
だからこそ・・・
大きなヤリガイとなることも事実でしょう。
相当な苦労が控えているということです。
覚悟はあるか?と心配もしますし・・・
何しろ、君が・・・
覚悟の量と覚悟の質を定めないとなりません。
私と君は、全く性格も異なります。
トップが変われば組織も変わるでしょう。
それでいいと考えています。
私自身、そのようにしてきましたしね。
しかし、
ここまでパール幼稚園というブランドを築いてきました。
現状維持は衰退の道をたどるだけですので、
『No Peak!!』
そのような経営スタイルです。
少しやそこらの努力では、
このスタイルを変えることは困難だとも思いますし、
変えられないように創りあげてきているかもしれません。
この・・・
『パール幼稚園』という幼稚園は、
君の曾おばあちゃまが全身全霊で築きあげた幼稚園であり、
これまで多くの人々が想いを込めて育んできた
幼稚園であることだけは・・・
忘れてはならないことを伝えておきます。
そして、
このパール幼稚園を・・・
どこまで愛することができるかが、
勝負の鍵となることも忘れてはなりません。
あと数年後・・・
少しだけの時間、
同じ空間で仕事をし、
必要なことを伝えたら、
全てを手渡すつもりでいます。
息子というものは、
いつか、親父の背中と勝負しなければならないようですが、
争いが嫌いな君のことです・・・
そんなことはどうでもいいことですね。
君がどんな園を創造するのか楽しみで仕方がありません。
早く、
自分の未来に恋ができるようになるといいでしょう。
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