弾丸移動で奈良へ、
全日本私立幼稚園連合会の設置者・園長研修大会。
このような会・・・
数年前までは、
全く興味もなかったが今では様々な立場もあるので参加する。
教育、経営、振興と3つの分科会があるが、
もちろん立場的に振興を選択。
今年の目玉は乳児等通園支援事業、通称、誰でも通園制度。
東京には独自の似たような制度、
多様な他者との関わりを創出する事業もあるが、
誰でも通園制度は、
この国で生活する以上、誰にでも給付となる制度。
ここが違う。
全国各地、政令指定都市や東京、その地域特有なものがある。
マクロの視点で物事を捉え考える機会となる。
一方、ミクロの視点で世界を覗くと
大田区の令和3年の出生数が5100人。
令和3年生まれの幼児が年少で幼稚園や保育所に通う。
5100人を46の私立幼稚園と280の保育所が存在する大田区。
5100人を単純に1園均等に振り分けても15.6人。
ちなみに令和4年の出生数は4900人。
各園とも願書の交付数が芳しくないようで、
幼稚園同士の狐と狸の探り合いが続いている。
ウチもキツイ。
私立幼稚園は5月1日現在の園児数が基準となり、
その年度のお役所関係の数値が決まる。
創立70周年目にして、
初めて定員われをする見込み。
幼児人口が減少しているからとはいえ、
心中はとても悔しいし、
これからの学園運営にも焦りを感じているが・・・
お得意のミクロとマクロの視点を使い分け、
これからの少子の時代を切り抜ける道筋はうっすらと見えている。
価格競争に走れば価格を求める層が集まり、
サービスに特化すればサービスを求める層が集まり、
質を追い求めれば質を重要視する層が集まることは、
どの業種も同じこと。
教育・保育、子育てはタダでできる傾向があるが・・・
どれを選択するかで私立幼稚園は崩壊の道を辿るようになる。
パール幼稚園は並べば入園できる幼稚園ではない。
例え幼児人口が減少したからといって、
パール幼稚園の想いに共感して頂けない方々とは、
ご縁は育めない。
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