2025/04/28

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】就職戦線異常アリ


1990年代はじめに就職戦線異常ナシという、


新卒新規採用の売り手市場に


クローズアップした内容の映画があった。


それから35年・・・


私立幼稚園を取り巻く採用状況も


完全に売り手市場となっている。


保育所が増え続ける現状の中、


保育士の確保のための制度が進み、


私立幼稚園教諭と保育士との処遇格差と


極め付けが都内保育所に勤務する保育士には


住宅借り上げ制度という月額82,000円もの補助があり、


条件的にも私立幼稚園は不利な状況である。


私立幼稚園連合会で開催する合同就職説明会も


私が担当責任者で立ち上げてきた頃は


1000名近くの学生の方々に参加していただいていたが、


なんと今年は120名。


私立幼稚園を希望する学生や学生の絶対数が


減少していることが伺える。


参加する学生の動向を見ていると、


入り口に掲示されている参加園の都内分布図を見て、


その場でスマホで自宅からの距離を確認してから、


各ブースに流れて行くという様子が伺われる。


本園のブースの前を通りかかる学生に、


「大田区のパール幼稚園です。」と声をかけると、


大田区って?どこですか?


と質問されるという。


参加学生の動向を見ていると、


京王線、中央線沿線沿いの幼稚園や


埼玉付近の幼稚園に流れていく。


これは交通の利便性、住宅の価格など、


暮らしやすさ、住みやすさが


影響しているようにも感じている。


本園を訪れる学生からの質問も、


例年とは全く異なり、


残業、持ち帰りの仕事など、


完全に保育所志向の考え方が


軸になっていることが伺うことができる。


以前にも申し上げたことではあるが、


パール幼稚園は理念経営であり、


人に軸を置き、人に左右されない人軸経営である。


よって・・・


今回、参加された学生に魅力を感じる方はいない。


まさに・・・就職戦線異常アリ。


時流の変化を感じることではあるが、


私立幼稚園の魅力の発信は単園だけの努力では、


どうにもならない。


まずは知ってもらうこと。


認知度をあげて行くことが求められる。

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