2018/07/10

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】仲良く・・・


真夏日の中、園庭にコードレーンの園服が映えます。

1学期も終盤となました。

コミュニケーションや社会性というものは、

生きて行く上でとても大事な力です。

子どもの社会性を育むためには、

年齢ごとの成長過程で何を育んでいくのかを知っておくべきだと考えています。

自分でできる子になることは大切なこと。

自分ででき流ようになる成長過程において、

ほかの子のおもちゃを横取りする我が子、

言葉遣いが悪い我が子がいたりして、

ママの悩みの種かもしれません。

そのようなママたちに知っておいていただきたいことがあります。

それは・・・

その時期に達しないと育たないものがあるということです。

子どもの成長過程と社会性は、

学年、クラスの光景から、こんな違いが伺えます。

≪1歳児クラス≫

「ほかの子がやっていることに興味関心を持ち、真似してみようとか、あの子が持っている玩具を自分も使いたい・・・という気持ちが芽生えてきます。しかし、まだほかの子と協力して何かをしたいというよりも、自分の気持ちだけで動き、ほかの子と遊ぼうとはしないのです。相手の玩具を奪い取いとろうと噛みついたりする子も出てくるのがこの時期です。」

≪2歳児クラス≫

「いわゆる、イヤイヤ期に突入するのが2歳ごろ。このころになると、ようやくほかの子と関わるようになりますが、自分の欲求を抑制する心が未発達なため、思い通りにならないと癇癪を起すなど大騒ぎ。子ども間のトラブルも一番多い時期です。」

《3歳児クラス》

「この時期になってはじめて、社会性というものが、だんだんと芽生えはじめます。幼稚園が3歳からはじまるのも、社会性が育ってから集団生活へ…という意味で理にかなっているのです。しかし、まだ自分中心の時期ですから、友だちと仲良くする。というよりは、小競り合いが多かったりもします。また、平行遊びといって、砂場にいても、個々で何かを作っていたりするだけで、皆で協力して遊ぶという活動にはなりません。」

《4~5歳児クラス》

「急成長!ようやく、周りの子と楽しみを共有し、相手の痛みをわかるようになり特定の友だちができます、大人が考えるような友だち関係が築けるようになってくるのです。そして、同時に独占欲も盛んになりますので、自分の意のままに事が進まないと、いわゆる、意地悪という行為をします。しかし、友達と協力して取り組むことに夢中にもなります。」


子どもの社会性の第一歩が芽生えるまでには、これだけの過程があるのです。

だからこそ、焦って友達作りに必死にならなくてもいいと思っています。

それよりも、

社会性を芽生えさせるために不可欠なことがあるのです。

それは、ママとの信頼関係を築いていくことです。

大人は、つい、自分たちの価値感で子どもの育ちを判断します。

意地悪しても、いたずらしても、クズっても・・・

そこには理由が存在します。

社会性が芽生える前の子どもで、

友だちがほしいと意識している子はいないでしょう。

ママが見守ってくれている安心感のなかでの一人遊びでも十分楽しいものです。

この時間を楽しめる事が遊びの基本であり、

他者と仲良くなる術・・・なのです。