2020/08/06

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】



子育てをしていると、

これは叱っていいのか?

いけないのか?

叱りすぎて・・・

自己肯定感が下がってしまわないのか?

など、など。

心配になることはありませんか?

特に乳幼児のお子さんに対して、

どこから叱ればいいのか、

叱る場合はどのように叱ればいいのかを、

お伝えできればと思います。

私達は意外と叱るべきではないこと、

叱ってもしかたがないこと、

を叱っているのです。

大きく分けて2つ。

1つ目は・・・

『まだ、まだ、わかる年齢になっていないこと』

2つ目は・・・

『親にとっては困ったことだけど、

人には迷惑をかけるほどではないこと』です。

1歳くらいならば、

状況も把握できないので、

ルールを守らせることも無理なお話です。

「あぶないから、触っちゃダメって言ったでしょ?」

なんて叱らずに・・・

子どもが危ない目にあわないような環境作り、

散らかしてほしくないなら、

子どもが触れないようにする環境作りが大切なのです。

2歳くらいになると・・・

親のことばや指示を

少しは理解できるようになりますが、

指示に素直に従うことはできないものです。

ですから・・・

この時期に大切なのは、

叱るというよりも・・・

なぜいけないかを言葉で説明することが大切です。

「これは危ないから触らない」とか・・・

2歳以降にもなれば、

だいぶ相手の言っていることを

理解できるようになると同時に、

自分の意志を言葉で表現できるようになります。

ですが・・・

ルールを守るようになることは、

もう少し先なので、

2歳児同士の喧嘩など、

一方的に叱ることはNGだと考えています。

ダメなことはダメと伝え、

「順番だから次にしよう」など、

先の見通しがわかるように

話をすることが大切です。

3歳以降だと・・・

ようやく少しずつルールを守れるようになります。

何が正しい行動で何が悪い行動なのか、

どうしていけないのかを一緒に考え、

繰り返し、繰り返し、

教えていくことが大切です。

その時に大切なことは、

子どもが間違ったことをしても、

「そっか・・・」と

共感してあげるということです。

「おもちゃとられて嫌だったんだ?。

でも、叩くのはいけないから、

次からは、嫌だからやめてって言おう」

などといった感じです。

親は子どもを、

言われたことをやらない、

早く食べない、

散らかす、

片付けない、

など、様々なことで怒ってしまいます。

しかし・・・

だからと言って、

これらのほとんどは、

直ちに命に関わる重要な問題ではありません。

子どもは自己中心的ですから、

失敗もしますし、

言うことはことを聞かないものです。

でも・・・

これこそが、

子どもが幸せに成長するために、

必要なプロセスなのです。

完璧な子育てはこの世の中にありません。

完璧ではない自分の子育ても、

完璧ではない自分も、

完璧ではない子どもも、

全て、「まあいっか」と肩の力をぬいて

互いに認めることが、

幸せに生きるコツかもしれません。