パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】リーダーの育成に必要なことは土壌
卒園、入園、内定者研修・・・
令和7年度の準備が始まっています。
業務改善のためのデジタル化。
成長の見える化を図るための自己評価項目の作成。
Z世代といわれる
素晴らしい若者が活躍できるようにするための
若者の思考の理解。
そのためにも若者への考え方の視点を伝えていくこと。
考え方の視点を伝えていくための言葉であり、
言葉を磨く努力は必要。
いい先生がいれば何でもできる。
私の幼稚園教育経営の軸においていることです。
それだけの言葉のシャワーを浴びさせても、
相手にとってこその言葉であり、
今こそ言葉をつくる時代になっていると感じています。
簡単に言えば当事者意識があるか?ないのか?
私はパール幼稚園の園長として、
ひとりひとりの先生方の人生においての
当事者であると考えています。
折角のご縁があり
パール幼稚園の先生になっていただけているのですから、
その先生へ情もありますので、
私の人生でもあるのです。
仕事の中に人生があるのか?
人生の中に仕事があるのか?
それは個々人の働き方によって変わると思います。
ですがパール幼稚園という空間にいる以上、
その方の大切な人生を共に担う立場にありますから、
パール幼稚園のある豊かな暮らしを創造したと考えます。
このパール幼稚園という空間では、
経験を積んでいくごとに努力の仕方を変えなくてはなりません。
経験相当の視点が備わっていることが条件ということです。
パール幼稚園という空間でのリーダーシップの概念として、
・リーダーシップとマネジメントは全くの別物とする考え方が多くある
・両スキルの一部は重複すると言ってる人も多くいる
・リーダーにはマネジャーとしてのスキルが不可欠と言う人もいる
・優れたリーダーはマネジャー能力も備えていると考える人もいる
リーダーシップ論者の中では、
この分類について複雑多岐にわたる理論が存在し、
研究者の数と同じだけの様々な考え方があります。
リーダー育成に欠かせないものとして、
結論としては、
優れたリーダーの育成には、
部下、フォロワーの存在が欠かせないものだと考えます。
どうしても、
リーダーシップのことを考察しようとすると、
リーダーそのものの人間性や個人的な特性に対してフォーカスが強まり、
リーダーとなる人間について、
必要な資質といった疑問や質問が
必ずと言って良いほど数多く並べられます。
リーダーに必要なスキルの要素は、
・判断力
・問題解決能力
・遠くを見通す観察眼
決まってこう述べる人もいます。
・リーダーシップに必要な資質は後天的教育訓練で習得可能
リーダーシップとは生まれながらにして持っているものではない、
誰でも適切な教育と訓練を受けることで習得可能である。
これらは決して間違っているとは思いませんが、
人格形成段階において、
個々が持っている長所を
より早い段階で目覚めさせることが大事なのではないかと考えます。
人をまとめ導く立場になる人間にとって必要なスキルは、
ある程度は教育訓練で身に付くものでもありますが、
優れたリーダーシップを発揮できる人の誕生に欠かせない要素の一つにあるのが、
率いられる側の人間であるフォロワーなのです。
人が本来持って生まれた特性など、
普遍的要素は今も昔も変わらない部分があるのです。
生まれながらにして、
どんなに優れた資質を持っている人がいても、
頑張って勉強や経験を積んで
指導的立場に立つことができた人がいても、
下につく人々によって、
リーダーは育てられ、
形作られることに変わりはありません。
あくまでも、わたしの考えですが・・・
組織を率いるリーダーを頑張って育てようとしても、
その下につくフォロワーがガタガタでは本末転倒なのです。
ここでいう下につくということは、
年功序列が優先されてしまってもガタガタになる場合もあります。
経験関係なく、
できる人がリーダーでなくてはならないのです。
組織やチーム全体が、
自分の役割をしっかり自覚して、
組織やチーム内で決められたことを、
みんながよく守れること。
気の合わない人の失敗やミスをつついて攻撃するのではなく、
互いの弱点を補いあっていけるチームであること。
リーダーのけん引力だけに依存した組織の中では、
リーダーは育たないとも言い替えれると思います。
言うは易しですが、
こうような組織やチームの気風が、
優れたリーダーを育成する土壌にもなるのかなと思います。
今の課題は土壌の進化であり、
それには、
アイデンティティが求められるのです。