2020/10/19

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】もしも幼稚園教諭がドラッカーを実践したら

 


学園を永続的に

成長させていくために

どうすればいいものか。

成功とは・・・

挑戦の結果であって、

幸運の結果ではないのです。

成功を収めている学園と

そうでない学園の違いは

どこにあるのだろうか。

ドラッカーはこう言っています。

「成功を収めている企業は、

『われわれの事業は何か』を問い、

その問いに対する答えを考え、

明確にすることによって

成功がもたらされている」(『現代の経営』)

「われわれの事業は何か」を問うとは、

わたくし達の学園の事業は

どうあるべきかを徹底的に考え抜き、

学園のあるべき姿を

明らかにするということではないか?

私の思考の助けとなってくれるのが、

「ドラッカー5つの質問」

というものがあります。

それは・・・

私が園長として、

理事長として・・・

「考えるべきこと」

「決めるべきこと」

「行うべきこと」が、

問いかけの形でまとめられているのです。


第1の質問 われわれのミッションは何か

第2の質問 われわれの顧客は誰か

第3の質問 顧客にとっての価値は何か

第4の質問 われわれの成果は何か

第5の質問 われわれの計画は何か


「第1の質問 ・・・

われわれのミッションは何か」は、

何のための事業なのかを

問いただしてくれる。

「第2の質問 ・・・

われわれの顧客は誰か」は、

誰をお客様と

すべきかを明らかにしてくれる。

「第3の質問・・・・

 顧客にとっての価値は何か」は、

お客様に

お応えするために何をやるべきかを

はっきりさせてくれる。

「第4の質問・・・

 われわれの成果は何か」は、

お客様に起こる良い結果に向けて

働く人を方向づけしてくれる。

「第5の質問・・・

われわれの計画は何か」は、

事業の存続と繁栄に関わる

重要なことに注意を向けさせてくれる。

5つの質問一つひとつの中に、

さらに細かい質問がたくさんあのですが、

それらの問いに対する答えを

つくり出していくことによって、

結果として・・・

優れた学園経営を

展開することができると考えています。

ここで注意すべきことは、

「ドラッカー5つの質問」の

主語が・・・

すべて「われわれ」だといことです。

主語が・・・

「われわれ」であるということは、

これらの問いに対する答えは

理事長、園長一人で

考え込むものではなく、

チームのメンバーと共に

取り組むべきものであることを

意味しているのです。

さらに言えば・・・

チームは答えを共有する前に、

問いを共有しなければならない

と思うのです。

そして・・・

同じに問いに対して、

全の先生方から、

同じ答えが出てくる状態に

ならなければならない。

チームが一枚岩にならずして、

学園のさらなる成長は

あり得ないからなのです。

理事長、園長の仕事とは、

今日の仕事をこなすことではなく、

今日と違う

未来をつくることではないかと考えています。

ドラッカーはこう言っている。

「未来に何かを起こすには

勇気を必要とする。

努力を必要とする。

信念を必要とする。

その場しのぎの仕事に

身をまかせていたのでは

未来はつくれない」

(『創造する経営者』)

この「ドラッカー5つの質問」は

思想ではありません。

行動を決定するものなのでしょう。

パール幼稚園も

人財の定義が変わりつつあります。

いや・・・

変わったのでしょう。

もしも・・・

幼稚園教諭がドラッカーを実践したら?