2024/04/19

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】言葉のチカラ


 
日々の日課として取り組んでいる


言葉のチカラ・・・


今年度からは新教材を活用して展開します。


この教材は本園の言葉のチカラを監修していただいている


土屋秀宇先生の渾身の教材を活用します。


それに伴い先生方もお勉強・・・


まず理論を知ること。


そして毎日、毎日、活用し身体に馴染ませること。


私して自ら美しい言葉を纏っていくこと。


自然科学は日進月歩。


いや、いや、分進秒歩?


人の心はどうなのでしょう?
 
「様良う、すべて人はおいらかに、
すこし心おきてのどかに、
おちゐぬるをもととしてこそ、
ゆゑもよしも、
をかしく心やすけれ。
もしは、色めかしくあだあだしけれど、
本性の人がら癖なく、
かたはらのため見えにくきさませずだになりぬれば、
憎うははべるまじ。」
 

良い雰囲気で、
全てにおいて女房は穏やかに、
少しは心に余裕を持ち、
落ち着いていることを基本にしてこそ、
その品格も風情も魅力となりますし、
安心して見られます。
少々、
風流めいた人であったとしても、
その人本来の性格が素直であって、
周囲に対して付き合いにくい態度さえとらなければ、
憎まれるまでには至らないものなのです。
 

『紫式部日記』紫式部の人生訓です。


人の心のありようを述べたくだりですが、


今の時代でも通じる視点があると思います。


昔も今も心の底流は変わらないのだと思うのです。


1000年も前の人の本音ですが、


自分ファーストで、


他人を貶めたり策を弄したりする人は、


やはり、


最後には疎まれてしまうのかもしれません。



美しい言葉は美しい心を育む。


温故知新。


先人たちの知恵を、


時代に取り込み融合させ発展させること、


心の片隅に根付かせておきたい言葉のように思います。