2023/06/13

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】我慢を育む



自己抑制という意味での我慢についても、


あまり幼いときから


無理に我慢させることは注意が必要です。


子どもは幼稚園や保育所での集団生活を通じて、


徐々に自己抑制を学んでいくからです。


2歳児たちの入園式では、


どの子どもも落ち着きがありません。


でも、4年後の卒園式では、


見違えるほどに


成長した姿を見せてくれるものです。


そもそも・・・


親の都合で幼い子どもに


我慢をさせることはなるべく避けるべきです。


なぜなら、


3歳くらいまでの幼い子どもに


無理やり我慢をさせたり、


「ダメ!」とむやみに禁止したりすると、


自発性が伸びなくなるからです。


「辛抱強い子」を育てるには、


「認めていく」ことが一番なような気がします。


親の願いとしては、


子どもが成長して小学生くらいになれば、


勉強やスポーツなどに


一生懸命に取り組める


我慢強い子どもになってほしいものですが。


そういう子どもに育てるためのポイントは、


やはり「認める」ことだと思いうのです。


子どもが我慢強くなにかに取り組めたとしたら、


「頑張った!!」「よく我慢できた!!」と認めてあげて、


「本当はね・・・遊びたかったのにね」と


子どもの気持ちに寄り添うことも必要です。


我慢できたことを認められた子は、


我慢することに意味があると気づくようになります。


同時に認めていくことは


子どもの達成感を高めることにもなります。


何かを成し遂げれば、


子どものなかで達成感は生まれますが、


親に褒められることが、


その達成感をさらに高めてくれるのです。


その体験を経ていくからこそ、


子どもは自信をもち、「


次も頑張ろう」と思えるのです。


頑張って我慢してよかった・・・


と感じさせてあげることが必要かと。


我慢、忍耐、辛抱・・・


死言葉かもしれませんが、


成功する・・・


目標を達成するには必要なことなのです。


2023/06/12

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】手遊び歌


 

「手遊び歌」というものを


ご存知のママも多いと思います。


手や指のほか、


体を使って遊びながら歌う歌のことです。


その名前は知らずとも、


そう聞けば「あれね!!」と


わかるでしょう。


この手遊び歌には、


子どもが成長するために


欠かせない要素が含まれています。


ただのグーも


子どもにはひげやこぶ、


鼻に見えもの。


手遊び歌は手や指での遊びを伴った歌。


これは・・・


子どもたち自身がつくって


歌い継がれてきたわらべ歌の一種だとか。


おなじみの


「通りゃんせ」「かごめかごめ」


「はないちもんめ」なども、


手だけではなくて、


体全体を使うものですが、


そのひとつなのです。


手遊び歌は、


体を使う遊びを伴うわらべ歌の現代版。


そして・・・


だんだんと大人が提供するものも増えてきました。


そのために大人の都合による歌もあります。


有名なところだと『ひげじいさん』。


歌詞の最後は「手はお膝」です。


先生が手は膝に置いて


お話を聞きましょうというときに


子どもたちに歌わせる幼稚園や保育園もあるのです。


そういう点で・・・


わたし自身はあまり好きではありません。


しかし・・・


いい点に注目するならば、


楽しく歌うことが・・・


学びの姿勢につながるからです。


大人にとっては、


手を握ったグーは


ただのグーかもしれません。


でも・・・


子どもたちにとっては、


歌詞に合わせてグーは


おじいさんのひげにもこぶにもなるし、


天狗の鼻にもなる。

(この・・・ひげじいさん。

昭和・平成・令和・・・

世代によって表現が違い

色々なバージョンがあります。笑)


これが子どもの世界の面白いところ。


泥団子をお菓子に見立てるのと同じように、


手を使っていろいろなイメージをするのです。


繰り返しが多いのも


『ひげじいさん』の特徴でしょう。


子どもって、


繰り返しは大好きなことのひとつですから。


大人からすれば・・・


しつこい!と感じるものですが、


子どもたちはそれをすごくよろこぶもの。


子どもにとっての手遊び歌の魅力は、


「変化」と「繰り返し」だと言えるでしょう。


2023/06/09

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】存在意識!


潜在意識とは


すべての記憶の蓄積であると言います。


潜在意識って・・・


生活の中で


自覚のないままに行動する際の意識のことですが、


例えば・・・


歩く、走るという行動は、


必要に応じて自然と行なっています。


このことは、


歩く、走ることが


潜在意識の中に刷り込まれているためです。


また、自転車に乗ることや、


スプーンやフォーク、


箸の使い方などは、


子どもの頃はうまくできずに何度も練習しますが、


そのうちスムーズにこなせるようになります。


これは、意識的に行なっていた行動が


潜在意識の中に刷り込まれていくからです。


大人の場合は、


昔好んで聴いていた音楽を久しぶりに聴いたり、


子どもの頃に


大好きだったお菓子を食べたりしたときなどに、


その当時の他の思い出が


自然とよみがえってきたという経験のあると思います。


潜在意識の中に残っていた記憶が、


関連のある行動によって


呼び起こされたためだと言います。


自分自身を明るくて人付き合いが得意。


内向的で人見知りなどと分析することも、


他人に、あなたは明るい人だ。


人見知りだね?などといわれた記憶が


潜在意識に蓄積していることが


大きく関係しているといいます。


子どもは6歳ごろまでに、


どんどん情報を吸収していくのですから、


良い情報も悪い情報も、


区別なく蓄積されていくのです。


となれば・・・


子どもの潜在意識を自信でいっぱいにするためには、


親のポジティブな言葉がけが鍵を握ります。


日常的にも・・・


大好きだよ!


毎日元気に過ごしてくれて、


うれしいよ!などの


子どもの存在そのものを


肯定するような言葉が必要です。


おはよう、おやすみ、おかえり、ありがとうといった


日常のあいさつも、


子どもが元気に過ごせていることへの


感謝や喜びを表現する役割があります。


短い言葉であっても、


実はしっかりと愛情が伝わっているのです。


近頃、親子の会話に耳をすまして


ふと感じたことでした。


2023/06/08

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】地団駄!カンシャク!


いいねぇー!!


地団駄!!!


器が大きくなるぞ!!!


自分の気持ちを整理するにはもってこいの経験。


悔しがったり怒ったりして、


激しく地を踏むことを・・・


地団駄を踏むという。


集団生活に入ると、


ご家庭とは異なり


自分の思うようにならないことが沢山あります。


思うようにならないので、


カンシャクを起こすのです。


「かんしゃく」というと・・・


まだ言葉のつたない2〜4歳くらいの小さな子どもが、


泣きわめいたり、


大声を出して物を投げるなどを


イメージするかもしれませんが、


会話が上手になった小学生でもかんしゃくを起こします。


小さい頃のように地団駄を踏む子もいれば、


学校などほかで嫌なことがあって、


それを持ち帰ってきて家で爆発するなどあるでしょう。


人の心の中には、


怒りを感じたときにある程度自分の中に収めておく


「がまんの袋」があるのです。


子どもは「がまんの袋」が充分に発達していないのです。


ですから・・・かんしゃくを起しやすいのです。


子どもがかんしゃくを起こすときは、


心の中では困惑を感じています。


「思い通りにならなかった、どうしよう!」とか、


「人から責められた、どうしよう!」とか、


「自分にはうまくできないかもしれない、どうしよう!」など・・・


このように思う結果・・・


もう!!無理っ!!とパニックになり、


かんしゃくとなって表に出てきます。


かんしゃくをよく起こす子は、


些細なことにも傷つきやすかったり、


怒りっぽかったりするかもしれません。


起こさない子はあまり気づかない、


気づいても怒りは感じない穏やかさがあるかもしれません。


これは子どもたちがもともと持っている個々の性質です。


でも・・・


かんしゃくを起す子って、


その感じやすさや表現する力は


「がまんの袋」が育ってきたら、


ひとつの才能として発揮されることが多いものです。


ママは子どもの感情に寄り添いますよね。


嬉しそうなら『よかったね』、


困っていたら『困ったね、どうしよう?』、


泣いていたら『悲しいよね』など同調すると思います。


でも・・


これは、かんしゃくに対して同調は逆効果だと思うのです。


ママが同調して焦ったり、


困ったりしてやりがちなことが叱る行為と無理に止めさせる行動。


これでは・・・


パニックが酷くなってしまうのです。


ママは我が子の困惑を頭でしっかり理解し、


子どもが落ち着けるような穏やかな姿勢で接しましょう。


時には放っておくことが一番。


自分で心の整理を始めることができるようになるのです。


かんしゃくが酷くても、


ママの接し方次第で、


穏やかな器の大きい子に育てることができるのです。


「大丈夫、安心していいよ」と・・・


安心感で包み込めるといいですね。


2023/06/07

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】調和のこころ



 最年少の2歳児、年少の3歳児たちも、


ご家庭から離れることにもなれ、


園での集団生活を送ることにも馴染み、


調和の心が芽生え始めている。


コロナ禍において、


社会生活から失われつつあると感じていたことが、


愛と誠と調和の心をベースとすることなのです。


人との関わりが少なくなり、


集団においても,


御自分様ご都合主義が目立つ。


このことは、


AmazonやUberなどに


慣れ親しんだ結果だとも思われますから


仕方がないことかも知れません。


幼稚園や保育所などの集団においては


利用者意識が多い保護者がいる園と、


保護者としての意識が


育まれている保護者いる園の差は、


運営のみならず


教育活動の成果にも現れているものです。


人生においても、


また、


仕事においても、


すばらしい結果を生み出すためには、


ものの考え方・・・


心のあり方が・・・


決定的な役割を果たします。


人を成功に導くものは、


愛と誠と調和という言葉で


あらわされる心だと考えます。


こうした心は、


私たちが、


もともと魂のレベルでもっているもので、


「愛」とは他人の喜びを自分の喜びとする心であり、


「誠」とは世のため人のためになることを思う心、


そして「調和」とは自分だけでなく、


まわりの人々みんなが


常に幸せに生きることを願う心だと考えています。


この愛と誠と調和を尊ぶ心から出てくる思いが、


その人を成功に導いていく


基盤となるのではないかと思うのです。


パール幼稚園は面倒な幼稚園である・・・と


入園説明会でもお伝えしています。


面倒=保護者に注文が多い・・・


ということだとも思います。


このことは、


子どもにとって必要な親として、


よりよく進んで欲しい・・・


という願いからであるからです。


小学校にも進めば・・・


〇〇君のママはうるさいから


気をつけないとなどと、


子供も心にもわかるもの。


もしも・・・


利用者意識が強い方々が


小学校へ進んでしまえば、


調和とは無縁になり、


この先の初等教育の行く末も心配になってしまう。


(おおた教育ビジョン会議でも話題になってました。

教員に対する要望が多く

潰れてしまう教員が多いということが)


保護者意識を持ち合わせた方々が多くいればこそ、


その先の教育の成果も、


より質の高いものが得られるのです。


我が子が通う園や学校・・・


利用者が多いピリピリした学校、


保護者か多い朗らかな学校、


どちらを望みますかということになる。


給食の配膳ママを再開しましたが、


帰り際に、


「園長先生〜楽しかったです。」


とお声をかけていただけた。


純粋に・・・


保護者意識を持っていただいている


証しの言葉だと思い、


とても嬉しく感じた。


利用者意識の強い方なら、


クラスがまとまってるか見てやろう!


担任がどんなモンだか見てやろう!


給食が粗末でないか見てやろう!


そのような意識が高まる。


せっかくの〇〇ちゃんのママが


ヒーローになれる日であり、


子どもにとって嬉しくて、


誇らしい時間であることを忘れてしまい、


勿体無い1日となってしまう。


愛と誠と調和の心を大切にしてほしいと思う。



2023/06/06

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】言葉のチカラ




大田区の新教育ビジョン策定委員をしています。


教育長様をはじめ、


大田区行政の方々、


学識経験者として数名の大学教授の先生方や


小学校、中学校の校長先生の代表、


PTAを代表した方々や


民生委員等で構成されています。


初等教育・中等教育における教育のプログラムを定め、


各公立学校が実践に展開していくのです。


新おおた教育ビジョンの中には、


「自己実現に向けて、


自尊感情を養い豊かな心を育む・・・・・」


このような枠組みになるのだと思うのですが。


学校教育とは少し離れた幼稚園教育の視点から


意見を述べさせていただきました。


心を豊かに育むわけですから、


言葉の栄養が不可欠なこと。


美しい言葉は美しい心を育んでいくということ。


ある意味・・・お得意分野の内容。


約10分程度でしょうか・・・


熱弁しちゃったんです。


PTAの方々には共感していただけたようでしたが・・・


学識経験者の先生方はポカ〜〜ーんと。


空気が読めてなかったのかも知れません。


このような会議で、


このような発言は・・・


してはならなかったことかも知れません。笑


机上で論じててもダメ。


リアルが大事なんです。


言葉を知らなければ心は表現できないし


豊かな心には育んでいけないのですよ。


まずは・・・


そこからだと思うのですが・・・


学校教育・学力がメインなようでして・・・


だからこそ!


私立幼稚園から関わらせていただけるのならば、


この部分でしょう!


あっ!


他の幼稚園ができないかっ。


2023/06/05

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】見慣れた風景?

 


よぉーやく行けました。


担任が雨女のレッテルを貼られつつあるクラス。


大田区民なら見慣れた風景かも知れませんが・・・


園外アクティビティー。


いわゆるプチ遠足。


飛行機の真下の波打ちぎわで楽しんでおりますが。


ただの遊びではございません。


遠足デス。


公共の場でのルールなどを学ぶいい機会です。


周りの人々に迷惑をかけず、


ルールを守る。


モラルを知るいい機会です。


幼稚園だとできるんだけど・・・


幼稚園の外に出てしまったら?


それでは困るのです。


公共の場での集団での過ごし方を身につけることは、


遠足の定義のひとつでもあります。


ご家庭では行き慣れた場所かも知れません。


ご家庭で行けば、


もっと費用を抑えられる場所にも参ります。


割高な遠足です。


近年、観光バスの費用も高騰しています。


しかも・・・


キャンセルが効きません。


ですから・・・


青空のもとでの場所はナンセンス。


雨天になれば行き場所に困ります。


しかも・・・


コロナでの転出が続き、


園児数も少なくなっていますので、


よって・・・割高。


色々と・・・


費用面での、


ご意見もいただいております。


費用の端数は


園での持ち出しで打ち出しても費用はかかる。


ご家庭で行けば安い。


ご家庭では・・・


どこでもいける時代ですから、


そろそろ・・・


このような園で皆で行く遠足というのも、


時代には必要ないものかな?


とも考えております。


ご家庭でどこでも行けるご時世ですから、


なくてもいい遠足ということかも知れません。


キャンプも費用もかかることですし、


これも考えた方がいいのでしょう。