パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】研修の意味
十人十色
採用条件について「求める人物像」というものがあります。
愛嬌第一とお伝えもしていますが、
「変化に柔軟に対応出来る人」ということも必要です。
学生から社会人になり、
ましてや「先生」呼ばれる責任のある仕事です。
ある意味において守られている学生という立場から、
自立した大人として社会で活躍していくこと、
ここには様々な大きな変化が求められていくのです。
そもそも多くの企業は、
生き残っていく為にあらゆる変化を強いられることがあって、
その変化をポジティブな結果に繋げることが
成長と拡大を実現するカギになるのです。
だから「変化」をすること自体が、
プラスなものだという捉え方が、
ビジネスの根幹にはあるのではないかと思う。
業種によっては1年の中でシステムの変更や、
それに伴う対応・案内変更などが
何度も繰り返されるところもあります。
ですから・・・
「変化」というものに対応出来るということが大切だし、
それに合わせられなければ、
その組織の中で生きていくことは難しいものです。
管理する側も
足並みを揃えられない存在に対応するという前提は
当然のこと採用段階で排除しておきたいものです。
「変化」をしていくことは成長に繋がる要素でもあるので、
とても必要なことだと思います。
それを積み重ねていくことで、
どんどんスキルを進化させていくことが出来るのです。
その結果として、
変化していく時代の中で、
それに対応しながら生きていく場を
確保出来る能力を得ることもあるかもしれない。
だからそれが出来るに越したことはないのです。
前に進んで行くのに必要な「変化」、
世の中には変わらないからこそ、
良いものや変わらない魅力というものもある。
例えば「伝統」の中にある様式美など、
変化を伴わないこと、
それ自体が大切な要素となっているものもあります。
それに変わらない事が安息を与えることもある。
求められる変化に応えられないことが、
必ずしも悪いことではなくて、
それは他に出来ることがあるということでもある。
弱みは捉える側面が変われば強みになることもあるので、
自分を活かせる別の舞台で戦う力をつければ良い。
自分の魅力を知って、
それを発揮する手段を探って
自信を持って活かしていくことです。
ただマイノリティに属するということは、
あらゆる面でリスクを伴うことになる。
困難が多い代わりに逃げ道は少ない。
ただ多数から外れている分、
その中でこそ発揮することが出来る魅力があるといことも
また確かな事なのではないかと思うのです。
「愛嬌とは、
自分より強いものを斃す柔らかい武器だよ。」
夏目漱石の小説「虞美人草」に登場する一節です。
ふと思ったのですが・・・
愛嬌って・・・
何ソレ?
となる人もいるかもしれないと思ったのです。
えっ!!と思う方もいらしゃるかもしれませんが、
わからない人に
わかっている前提で話していても伝わりません。
では・・・
「愛嬌」とはどういう意味なのでしょう。
広辞苑には・・・
にこやか、かわいらしい、とあります。
広辞苑?何ソレ?という人もいるでしょう。笑
にこやかでかわいらしい
憎めない表情やしぐさ
相手を喜ばせるような言葉や振る舞い
という感じのいい印象を与える
態度や言動のことを言うようです。
愛嬌が「ある人」の特徴として
人懐っこいこと。
天性の人懐っこさがあります。
初対面の人に対しても
割と臆せず積極的に話しかけたり、
相手との距離の詰め方がとても上手です。
そして・・・計算高くない。
愛嬌がある人は、
誰が相手でも分け隔てなく接し、
無理に飾らずありのままでいることが多いと思います。
愛嬌は本来、
計算して作るものではありません。
わざとドジをアピールしたり隙を出したり、
モテを狙うあざとさとは違います。
また・・・好奇心旺盛
好奇心が旺盛でなんでもチャレンジしてみよう
という人が多いようにも思えます。
一緒にいて、
この人と話していると
楽しいと感じさせてくれるものです。
さまざまなことに興味を持つので
会話の引き出しも多く、
周りの人を笑顔にさせるユーモアさも兼ね備えています。
リアクションが大きいかもしれません。
相手の言動や行動にしっかりと反応してくれます。
声を上げて笑ったり驚いたり、
わざとらしくはないけれど、
ちょっとだけオーバーなリアクションが多い。
相手からしたら、
自分を認識してもらっている、
自分の話に楽しんでもらっていると思えるので、
愛嬌があるだけで
信頼関係も築きやすくなるかもしれません。
何より笑顔が多い
笑顔には愛嬌を感じさせるだけでなく、
癒しや幸福感にも効果があると言われています。
常ににこやかな女性は、
男女問わず魅力的に見えるものです。
決めては素直に謝ることができるのです。
愛嬌がある人は、
自分が間違っていたり、
相手を傷つけてしまったと思ったときには、
意地をはらず素直に謝ることができます。
変に言い繕ったり言い訳をしたりしないため、
周りも悪意があったとは思いません。
なぜか憎めないのは、
このような素直さが理由なのかもしれません。
なんで?あの人ばっかり・・・
と思うのであれば、
自分自身を愛嬌のある人にすればいいだけ。
「パール幼稚園は先生方がいいですね!」
とおっしゃっていただけます。
このようにおっしゃっていただけるのは、
保護者の方々とか関係業者の方。
「パール幼稚園はいい先生が揃ってますね」
「どのような研修をしていくのですすか?」
このようにおっしゃっていただけるのは、
他園の園長先生方。
そうです。
何も意識しなくて、
いい先生にはなれません。
育むのは10年経験してからであり、
それまでは仕込んでいくのです。
大学や短大、
専門学校を卒業したばかりの少女です。
この少女たちが数年かけて
大人の女性への階段をのぼる過程。
これまで自由気ままに過ごしてきた学生時代とは異なり、
立ちはだかる壁を乗り越えながら、
大人の女性へとなっていく。
ここで教え、仕込んで行かなきゃダメなのです。
パール幼稚園は
子どもと過ごしていればいいわけじゃありません。
パール幼稚園の最初の1年は、
他園様の5年分は濃密な時間だと思うのです。
5年は10年。
8年は13年。
10年は・・・
そこらの副園長先生クラスです。
しかし・・・
これらは新人の時にどれだけ打ち込んだか、
2年、3年の経験値の中で、
どれだけ意識を持って取り組んだかが左右します。笑
現在・・・採用試験といえども、
来れば採用という時代ですから、
選ぶことなどもできません。
猫の手も借りたい程、
忙しい?慌ただしいのが幼稚園の日常。
しかし・・・
採用の際に気にしていることは、
「愛嬌」
愛嬌=IQ ですから。
そりゃそうです。
何かあったとき・・・
手伝ってあげようかな?
助けてあげようかな?
なんて思えるのは日常の関わり次第。
愛嬌もなければ会話も成立しない。
「おはようございます」だけの会話じゃ、
その人を知ることもできない。
「おはようございます+アルファ」
笑顔であったり、
プラスの一言であったり。
これらが、
その人を知らしめていくのです。
ですから・・・
この部分を採用でも気にしていきますし、
育み方といえば・・・
「気がつく人より心を配れる人へ」ということかな?
何しろ愛嬌は必要。
愛嬌さえあれば・・・
なんでもデキル!!
でもなー
いるんだよなー
愛嬌ない人・・・笑
ようちえんフェア
東京都の合同就職説明会
立ち上げから、
私が11年、
担当責任者で行なっていた催し。
所属が変わり、
私の手を離れてから4年目が立ちます。
コロナで学生の動きも変わりましたが、
ようやく戻った感もありますが、
参加者は260人程度だそう。
幼稚園教諭を目指す学生が
減っていることも原因でしょう。
本園のブースに訪れていただけた学生さんは9人。
260分の9・・・
閑古鳥状態デス。
やはり厳しい採用状況。
今年は準備から何から、
すべて中○○季先生に丸投げ。
当日のサポートに松○○琴先生が入り、
柏クマ○美先生と福○○奈先生が
応援にかけつけてくれたようです。
ここらはパール幼稚園のDNAなんですね。
まぁ・・・
ブースに入れる人員は3名としてますので、
応援といっても、
ブースには入れず見守るばかりですが。
このDNAは嬉しいものです。
ちなみに・・・
3人制のルールを作ったのは私です。!爆・笑!
しかし・・・
就職戦線異状状態は続くとみています。
保護者同伴で来場する方もいらっしゃり、
ここも違和感も感じるところ・・・
大学の入試説明会も親同伴の時代ですから、
就職もということになるのでしょうか。
大学の教授陣も説明会に親同伴で来ると
ボヤいていましたが・・・
自分で決めることのできない大人が増えていきそう。
子離れできない親が現代の事情ですが、
自分の目で見て、
自分で話を聞いて決める。
そして考えを伝え、
アドバイスを求め、
最終的に自分で判断するという手順が変わってしまった。
自分で考えて自分で決めることが、
今後の人生において必要だとも思うのです。
かわいい子には旅をさせろというより、
かわいい子には旅をさせないことが主流なの??
安全に失敗しないように導きたいのは親心・・・
その気持ちもわかりますが、
挙げ句の果てに、
就職を決めるのも紹介派遣会社に登録し就職する。
人に決めてもらうからミスマッチが起こる。
そして、
退職するのも退職代行を使い、
どちらも人任せの時代ですから、
どんなモノなのでしょうか。
最終決定は自分でしてほしいと願いますが・・・
これからの時代・・・
親が就職先も決めそうですね。
BaBy Pearl Nurseryのエントランスを彩る
季節ごとの切り絵の飾り付け、
既製品のように制度が高いものですが、
お迎えにいらっしゃった保護者の方々の心が和むように、
園児たちの感性が育まれるようにと思いを馳せて、
すべて・・・
鈴○○子の手作りです。
とても労力がかかることだと思います。
業務終了後、
ご家庭で家事や子育ての最中、
時間のやりくりをしながら
コツコツと取り組んでいることでしょう。
素晴らしい時間と能力の活用術だと敬服するばかりです。
幼稚園も二学期開始まであと少し。
この夏の預かりは先生方の
個人の能力を上げる機会であることは、
一学期の終わりにお伝えしました。
この貴重な時間を十分に活用できているのでしょうか。
クラス運営は担任の先生方の芸術であり、
例えれば、
園児たちの姿は担任の先生方の作品であると考えます。
さて・・・
同じ教員免許状を取得し、
同じ研修を受け、
同じ時間だけ子供たちと向き合い、
同じ空間で仕事をしています。
最低条件は一緒なのです。
私との距離が仕事のヒントにはなるとは思いますが、
できないのは能力不足ではないと思っています。
能力には差がないと言い続けています。
もちろん例外もありますが、
ほとんどの人には差がありません。
しかし・・・
現実のところ。
その能力を活かしているでしょうか。
仕事などで、
立てた目標、
どのくらいできているでしょうか。
周りの人との約束事、
園との約束事、
私との約束事、
どのくらい守れているでしょう。
どのくらい確実に出来ていますか。
ほとんどのケースは、
できないのではなく、
できるのにやっていないだけです。
すべて完ぺきにとは言いませんが、
優先順位の高いものは、
確実に出来ていなければ困りますし、
そのくらいは出来ていなければ、
とても仕事をしているとは言えないのではないでしょうか。
誰もが言い訳の天才ですが・・・
出来ない理由を言う時は、
もの凄く考えて、
それらしい事を言うものです。
なぜ?
その能力を・・・
どうしたら実行できるか・・・
実践できるか・・・
どうすればできるようになるかといことに
使わないのか不思議です。
少しずつでも、
考え方、
考える順番を
変えていく努力をした方がいいと思います。
そうでなければ・・・
行動パターンや行動スピード、
行動の優先順位などが変わる事はありません。
できないのは能力不足のせいではありません。
能力というものは、
自分が思っている以上に、
自身の中にすでにあります。
それは間違いない事なのです。
できないよりもできるほうがいいと思います。
約束だって守れないより守れた方がいいと思います。
本当にそう思っているのなら、
もっと素直に、
もっと真摯に、
もっと自分の能力を信じて考えてみてはいかがでしょうか。
その為には、
考える内容を変えながら、
その時間を増やす事です。
最終的に求めている結果やステージがどこかはわかりませんが、
少なくとも現時点で周りから求められている結果は、
それぞれあるはずです。
仕事では、
最低限、
そこはクリアして行きましょう。
それをクリアしていれば、
あとは、
それ以上のレベルに拘るか、
求めるかは自由です。
仕事に関して言えば、
厳しいと思うかもしれませんが、
求められている最低限の結果、
約束事も含むを果たせていないとしたら、
自分なりに努力しているとか・・・
懸命にやったつもりとか・・・
そんなことはすべて言い訳にすぎません。
だって能力があるのに、
できていないわけなのですから。
そのような発言をするくらいなら、
そのような理由を必死に考えるくらいなら、
どうしたらできるか・・・
どうしたら守れるかなどを考える、
このような習慣を身につけていきましょう。
自分で自分の能力を活かすように考えていく事です。
能力不足という選択肢はありません。
だれにも能力はあります。
もっと活かすことを考えて過ごしましょう。
できる方法を探らないと、
できることが増えません。
今でこそ、
講演依頼をされても何も構えることはありませんが、
講演依頼をされ始めた当時、
いつもドキドキものでした。
私が最初に講演依頼を受けたのは30歳のとき。
株式会社船井総合研究所の幼稚園セミナーでした。
30歳で園長職・・・
多分、日本で一番若い園長だったと思います。
もちろん参加されていた園長先生方は、
みなさんが思い描く世の中の園長先生ばかり。
記念すべき???
一番最初の講演は・・・
第一講座が、
あの!100年に一度の天才コンサルタントと言われていた
現在、SYワークス代表取締役の佐藤芳直先生。
当時はパワーポイントとかでなくOHPという転写機??で
スクリーンに映す時代。
いろんなものを準備していったのですが、
佐藤先生の講演を拝聴し、
小手先の道具がバカらしくなり、
準備したものは何も使わず90分。
よくしゃべれたな?と思っています。
正直、何を話したかも覚えていませんが・・・
(どこかにCDが残っているハズCDの時代です。)
今でもプレゼンや発表などで緊張してしまうので、
自分は話すのが苦手と思っています。
メンタルの状態でいえば自己否定感なのでしょう。
以後・・・
講演でも小僧が偉そうに話していますから、
意地の悪い質問をしてくる先生も多く、
講演時間はいいんだけれど、
そのあとの質機応答の時間がとても嫌でした。
当時のセミナーって、
いつも200人ぐらいでしたし、
意地悪な質問=吊るし上げ状態。笑
ホント質疑応答が嫌な時間でした。
だったら聴きに来なきゃいいじゃん!
なんて・・・
喧嘩腰に答えた覚えもあります。笑
でもね・・・
たった一人から言われたことを気にして
委縮してしまうなんて
もったいないことだとも思ったのです。
話すことを通じて失った自己肯定感は、
やはり話すことを通じて取り戻すことが一番だと思います。
「話している相手を決して否定しない」
そして「自身も否定しない」ということです。
このような「相互全肯定」の空間をつくり、
相手を肯定すると同時に、
「否定のない空間」とすることが
自分の磨かれる時間になるのです。
講演とか、
事例発表をする時間を多くいただいておりますが、
この準備時間は自分を振り返る時間にもなり、
自分の思考の因数分解をしていく時間。
様々なことをロジックに組み立てることもできるのです。
お師匠のつくしの幼稚園の川崎永先生が
若くして全国区で有名になり、
最初に講演したのが35歳の時だったと聞いていました。
だったら・・・オレはと思い描いて、
30歳。
これも実現し、
以後、思い描いていることが数々と実現しています。
よく思考は現実化するといわれていますが、
自分の思考を整理していくからこそ、
行動が伴えば、
そこに導くものだと思っています。
さぁ・・・
今日の講演は、
施設見学を兼ねての少数開催。
場所はパワースポットである本園です。
少数とはいえ、
薄っぺらい時間にするつもりはございません。
いつもよりいい時間と空間をつくれるように・・・