2024/05/23

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】総会続き・・・

 


2年1期と括り、


全日本、東京都、各区市町村の


幼稚園団体が運営されている。


昨日は全日本私立幼稚園連合会の総会。


47都道府県の理事の先生、評議員の先生が


私学会館に集まる。


各役職の改選があり、


前々会長の不祥事問題の後、


苦しい時代に会長を勤められた先生がご勇退され、


いつもよくしていただいている近しい先生である


福岡の尾上先生が会長に就任された。


午後から大田区の総会もあり、


地元が優先なので途中で退出し移動。


前年度の事業報告、


決算報告、


今年度の事業計画、


今年度予算の承認を経て、


様々な課題への協議となる。


大田区の総会では会長として次のように述べた。

これから開始される子ども誰でも通園制度や少子問題、

0歳から2歳児の第二子保育料の無償化など、

幼稚園を取り巻く環境は大きく変化します。

平成27年の「子ども子育て支援制度」開始前は

大きく変化はなかった幼稚園を取り巻く環境ですが、

わずか10年間の間に制度は大きく変化し、

保護者の方々の志向も大きく変わってきています。

政府主導により子ども誰でも通園制度のような

幼保の垣根を極限まで無くす政策がスタートします。


大きく変化している時代だからこそ、

大きく二極化していくことが考えられます。


・幼稚園を取り巻く環境を逆風と捉え、

風がやむまで守りを固めていく園運営


・幼稚園を取り巻く環境を追い風と捉え、

新しいチャレンジをする展開の園運営。


幼稚園を中心とし変化を追い風と捉え

地域の課題解決と新しい価値を創造する法人となるかは

設置者の先生方の判断です。


子ども誰でも通園制度を・・・


逆風と捉えるか?


追い風と捉えるか?


子ども誰でも通園制度を逆風と捉えると・・・

子ども誰でも通園制度は、

0歳から2歳までの保育認定のない子どもが、

幼保施設に通園することができる制度です。

この制度の実施主体は、

幼稚園、認可保育所、

認証保育所、認定こども園など、

様々な場所が取り組める制度となっています。

これまでは保育施設に

保育認定児以外が通園することは制度上不可能でした。

この制度によって

保育施設において要保育認定児以外の通園が可能となり、

これまで幼稚園が対象としてきた「未就園児」が

保育施設に流れてしまうという懸念が生じてきます。


子ども誰でも通園制度を追い風と捉えると・・・

子ども誰でも通園制度は、

今まで幼稚園が運営してきた母子分離の未就園児教室や、

満3歳児になるまでの私的契約園児についても、

この制度を活用した登園が可能になります。

この枠組みの実施ができるというのは

間違いなく追い風のメニューとなります。

加えて・・・

もう一つ追い風と捉えるポイントがあるのですが、

子ども誰でも通園制度のニーズは未知数ですが、

現時点で発表されているモデル事業の報告書からは、

ニーズの高さが伺えられます。

実際のところ、

核家族化が進むことで、

子育ての孤立化という社会問題が増加しています。

このような中で

「子どもと離れてリフレッシュすること」

「家事に費やすための時間ができること」は、

現代の子育て世代、

令和の子育ての実態が伺われますが、

これは子育て世代にとっては魅力的なものなのです。

待機児童数は減少され、

非保育認定課程の保育ニーズは未知数ですが、

ニーズは高くあるということです。


平成27年度の子ども子育新制度以降、

制度も大きく変化しています。

さらに、

こども家庭庁の誕生から、

国から発信される

私立幼稚園の担う役割も

大きく変化していくということを踏まえ、

これからの園運営で重要なことは時代の流れを読み、

少しでも先を見据えて準備するということだとも考えます。


まだ、公には公表できませんが・・・


最年少への入園の仕組みが大きく変わっていくそうです。


未だ詳細が見えない制度メニューですが、


特に第2児のご家庭にはとても有益なこととなります。


これも・・・


これまで時間をかけて先を見据えて、


2つのNurserや0-2MaMaGarten、


最年少クラスの設置などを


展開してきたことがあるからできることかと。






2024/05/21

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】どのように考えるか?


時代かなぁ〜と思うことがたくさんあります。


我が子のお迎えに


カッコいいサングラスをかけたままで、


お迎えにいらっしゃるママ。


我が子の先生に対してキミというパパ。


SNSのいいね!に慣れ親しんで育ち、


承認欲求の強くなっている若者たち・・・


これも時代背景なのであろうか?


時代がそうさせるもの・・・


目の前の出来事はたくさんあります。


どのように思うか?


どのように思っているか?


今さら言う事でもないですが、


思考は大事です。


思考レベルを上げたほうが、


やはり良い事は多いと思います。


しかし・・・


難しいのが思考パターンを変える事。


これは実感を含めて言うのですが、


時間がかかります。


本当に些細なことから、


少しずつトライし続けて


初めて変わってくると思います。


それでも変わらないかも知れません。


過去と他人は変えられない。


未来と自分は変えられる・・・


という言葉を聞いたこともあありますが、


簡単に変えられない。


自分の固定概念や常識などが邪魔をするわけです。


確実に言えることは、


意識してトライしていかなければ、


何も変わらないと。


多くの人がトライするものの途中で諦めます。


自分自身の変化などは実感できるものではないので、


気づけば・・・


楽なほうに戻ります。


すぐに目に見える形で成果となってくるものでもないので、


ちょっと壁にぶつかり上手くいかないと、


どうしても元々の思考パターンに戻っていくわけです。


これで一生を送る人のほうがほとんどだと思うので、


それは仕方がないと思います。


でも・・・


変わったほうが得られるものが多いし、


自分が望んでいる状況を得られる可能性が高まるものかと。


目の前の出来事や日々の出来事に対して、


どのように思うか?


どのように思っているか?


大きな意味があると思います。


なぜなら・・・


今よりも幸せを感じることが多くなる可能性があるから。


自分が思っている事や考えている事は、


そのまま行動に繋がるものです。


常に不幸なことを考えている人、


不幸になるような言葉ばかり発している人、


毎日つまらないと思っている人、


毎日大変だと思っている人、



そのような人はそのような事を招きます。


周りにいる人を観察してみると理解できてきます。。


同じ仕事をしていても、


その仕事に対してどのように思うか・


どのように考えるかは自由ですが・・・


楽しいことを考えてみる事です。


楽しいことを見つける目を養うことです。


RPGではありませんが


人との関わりにおいても、


結局のところ、


自分自身をどう使うかという事です。


自分の頭をどう使うか?


楽しいことを考えるために使うか?


自分の目標達成のために使うか?


それとも・・・


人の悪口や世の中への不満を考えるために使うか?


目の前の出来事に対して


どのように思うか?


どのように考えるか?


よりよくするために・・・


大事なこと。




 

2024/05/20

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】子どもの認識


大人と子どもには認識の違いがあります。


例えば・・・


一緒に遊んだ!!


子どもが自分で友だちと遊んでいると思う感覚と、


大人が見て子どもが友だちと遊んでいると思う感覚は


まったく違うということです。


アフタークラスで、


よく見かけるシーンでは、


カプラという積み木。


2人の子どもが


それぞれ別々に遊んでいたとします。


一緒になにかをつくっているわけでもないし、


「僕はお城をつくろう」


「僕はビルをつくる」


というように、


声をかけ合いながら遊んでいるわけでもない。


この状況を大人が見ると、


子どもが一緒に遊んでいるとは思いません。


でも・・・


その子は家に帰ってきたときに、


「今日はなにをして遊んだの?」と聞くと、


「○○君と一緒に積み木で遊んだ」と言います。


大人は、


直接的な関わりがないと


一緒に遊んでいると認識しませんが、


子どもはその場にいる別の子の姿を見ながら遊ぶだけでも、


一緒に遊んでいると認識するのです。


つまり・・・


大人の勝手な基準を


子どもに対して押しつけているだけのことなのです。


このことを前提として知っておかないと、


ウチの子は友だちと上手に遊べないという


間違ったレッテルを貼ることになってしまいます。


もっと友だちと遊んだら?


ウチの友だちと遊べてないんじゃないの?


なとと、


子どもに言ってしまえば、


僕は友だちとちゃんと遊べない??・・・と、


子どもをマイナス思考に


陥らせてしまうことにもなるのです。


子どもは安心感があれば、


どこでも、


なんでも遊べます。



2024/05/17

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】Tシャツ


 今年のTシャツは70周年バージョン


ようやくデザインがまとまりました。


ベースはネイビーですが、


文字はシルバー、オレンジ、

ショッキングピンクの3色があります。


子どものみならず大人用も展開するようです。



パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】いよいよ


 
遊びを科学するツリーハウス。


株式会社アネビーが手がける


HAGS社製の総合遊具。


レゴのように


パーツを組み合わせカスタマイズできる。


また改修の際には既存のパーツは再利用できるのです。


今回も約2,000万円分はパーツを再利用。


その場所においての唯一無二の遊具ができるのデス。


このツリーハウス・・・


HAGS社にとっても世界で初のツリーハウス。


海外からも視察に来ましたっけ。


正真正銘の元祖である。


園児たちに尋ねても、


それぞれのお気に入りの場所がある。


最初は欅の木と八重桜の木を取り囲み、


それぞれの砦が出来上がり、


数年後・・・


トランポリンが位置する部分を増築。


完成から13年。


1300人程の園児たちが過ごした場所。


毎年、毎年、メンテナンスにおいても、


請求書を見ると「おっ!と驚く数字」。


それでも木製遊具がいい。


FRPや鉄製とは異なる温もりと味がある。


いよいよ来週をもって園庭の工事が始まる。


ラストウィーク!


思いっきり楽しんでくれ!


2024/05/16

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】責任

 


「ファンが生まれる幼稚園」


というテーマを掲げ、


誰もが羨む幼稚園を創ろう!!


そう想いを抱き取り掛かったのが25年前のこと。


振り返ってみれば、


とんでもない大きな夢であり、


恥ずかしげもなく、


よく言ったものだと思っている。


「ファンが生まれる幼稚園」


完成系は無いかも知れないし、


果てしなき夢かも知れない。


今、理解できていることは、


未だ遥かなる道のりだということ。


「ファンが生まれる幼稚園」には、


「パール幼稚園にとってもいい先生」


の存在は不可欠なことであるが、


いい先生の定義の中には、


素敵な大人の女性であることも求められるのです。


大きくなったら先生みたいになりなさい・・・


大きくなったらママみたいになりなさい・・・


そのように言える大人であるか?


また・・・


新人の先生方に私みたいになりなさい。


私の真似をしていれば大丈夫だから・・・


そんな事を言える自分であるか?


そもそも・・・


素敵な大人とは??


勿論・・・


教養が備わっていること、


そして・・・


大人として憧れを抱かれる存在でなくてはならない。


その為にも教養は大事な鍵となる。


歩く姿・・・


言葉遣い・・・


ふとした仕草・・・


さりげない思いやり・・・


目標に向かって突き進む姿・・・


素敵な考え方・・・


装い、立居・振る舞いともいうものであろうか?


例え100回失敗したとしても、


101回目の挑戦していくこと。


変わる為には


継続していくことは不可欠ということなのだが、


これができない人が多い。


子供のままでいいという大人もいるかも知れないが、


大人が子供では困る。


世の中が成り立たない。


自分の姿は憧れを与えている姿なのであろうか?


先に立つ者、


永く生きている者、


道を切り開き進む者には、


若い世代に、


素敵な大人としての姿を魅せること、


憧れを抱かせることは大切なことだと思う。


近頃、


地方の幼稚園の若い世代の園長先生方に出逢うことが多い。


「あの〜パール幼稚園の野村先生ですね?」と・・・


多分・・・


仏頂面の私に!


勇気を振り絞って声をかけてきているのであろう。


その中で「パール幼稚園を目標にしています!」など


嬉しい言葉もいただけ背筋が伸びるのだが、


「君は君の幼稚園を目指せばいいんだよ・・・」と


ヒントを差し上げても・・・


ピンと来ない方が多いらしい。笑


でも・・・


私の姿が少しでも憧れや


目標を定めることができているのであれば、


私のノウハウでよければ


幾らでもお教えしたいと思う・・・






2024/05/15

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】耐性

 



書籍をオーダーしようかと思い


ふと口コミを覗いてみる。


Web上の高評価の口コミが続く中、


「全然意味がわかりません。

もっと分かりやすく書け」と


不満たっぷりの低評価がある。


また・・・


ある著名人が感動したという一冊。


「オススメだからと手に取って見たが、

全然内容がわからない。〇〇にだまされた。

お金を返して欲しい」と書かれている。


ネットには情報があふれ


わかりやすい記事を読むことが当たり前になっているが、


同時に「わかりにくさへの耐性」が


低下しているのではないかと思う。


いつも柔らかいものしか食べていないと、


堅いものには噛めなくなる。


自分の人生を探る探究心よりも、


食べログや書評の他人の評価が


自分の味覚や判断基準になる。


時代は「耐性」が低下している。


わかりやすさや便利さ。


映画を見るにも時短。


決して悪くはないけれど・・・


誰かの家に電話し、


当人に取り継いでもらう瞬間の家族と話す緊張感。


学校の中では怖い熱血教師と


勝手な仲間たちとのなかで身につく社交術。


今の時代では・・・


どれをとってもストレスに該当したものであろう。


それでも知らず知らずに身についた対人関係とストレス耐性。


学生に、


「どうすればいい先生になれますか?」という質問を


学生にされることがしばしばあります。


「あなたはどんな先生がいいだと思いますか?」と


細かいところまで掘り下げないとならなくなる。


幸せに対しても同様。


今が幸せでないという人は、


幸せの「どこか」に向かおうとする。

 

幸せ=分母は満ち足りる生活であり、


分子はそれが叶うこと。


10億あって満ち足りて幸せならば、


5億が分子であれば半分幸せだし、


8億なら8割の幸せになる。

 

しかし・・・


この方程式は人には成り立たない。


人は分子が叶って満たされると、


分母の欲望も、


さらに肥大するのが人。


これは幸せという魅力的な果実を目の前にぶら下げて、


永遠に満ち足りない競争に費やすだけのように感じる。


どこかに幸せがあるのではなく、


今の幸せを味わうという


感受性を上げていくことが必要な時代なのであろう。