パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】芽吹くとき
卒園間際のAクン。
廊下ですれ違うと・・・
「えんちょーセンセイ!こんにちは。」と。
モジモジタイプの園児であったが、
最近、ようやく言えるようになった。
挨拶を交わした後でも・・・
じぃーーーと私の顔を観ている。
何か言いたそうな様子なので、
「どうした?」と尋ねると。
5秒くらい考え込んで・・・
「えんちょーセンセイ!
〇〇ができるようになったんだ!」
と勇気を振り絞って口にする。
「すごいな!」
「だから??」
また、少し考えて・・・
「だから・・・シールをください」
その姿に・・・
嬉しくなっちゃいました。
芽吹いた!!
種を植えなきゃ芽吹かない。
水もあげなきゃ芽吹かない。
春夏秋冬。
いろいろな季節を経験しなきゃ芽吹かない。
世界に一つだけの花も、
芽吹かなければ
Only Oneにもなれやしない。
パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】感じる矛盾・・・笑
園庭の山桜が咲く頃は・・・
操演式が終わる頃。
今年は暖かいのでしょうか?
少し早く開花しました。
今日も終了証書授与式に向けて、
ママ達が集まってくれて、
貴重な時間をありがたく思います。
本日はサーキット大会。
年長児の保護者の方々は
胸が暑くなる時間だったのではないでしょうか?
我が子の日々の積み重ねで培った姿をみて、
そのように思われたのでしょうか?
さて・・・
いいとかダメとかを言いたいのではありません。
教える側としての矛盾。
子どもの成長に対する矛盾。
ながいですから読まなくても構いません。
『矛盾を知る』
私が新任だった30年前は、
子どもにお便りを配るときには、
必ず!
こんな話をして配りました。
『いまから配るお手紙は、
今度の遠足の話の手紙でーす。
ここには、
持ってくるものも書いてあります。
もしも・・・
渡すの忘れちゃったら、
どうなると思う?』
と聞くと、
『持ってくるものなくて困る〰︎!』と、
子どもたち。
『そうなんだ。
お弁当持ってこれなかったら、
困っちゃうよね?
水筒なかったら
困るよね??
だから、
絶対に渡してください。
お家に帰ったらすぐに渡してください。』
こう伝えると、
幼いながらも、
真剣に話を聞き、
ちゃんと鞄にしまう子どもたち。
そして、
お迎えに保護者がくると、
すぐに!
その場で手紙を出して渡す子もいたりして、
子どもなりに自分の事として捉え、
責任感を持って手紙を渡してくれていました。
ところが、
お便りはペーパーレスとなり、
当事者の子どもを通り抜け、
メール配信で保護者に届きます。
子どもは、
何も知らないまま、
持ち物などが、
準備されていることが多くあるのです。
いまは、
保護者へ直通の為、
保護者のフィルターを通り連絡がいく。
子どもがある程度成長し、
親が仕事に集中出来る年齢になっても、
保護者送迎が義務付けられ、
地域移行した部活動に、
お弁当を持って通う
夜・・・遅くまである塾。
親が時間管理しなければ成り立たなかったり、
口を出さなければ、
回らない状況に陥りやすくなった現代社会。
世の中が、
合理性を求めれば求めるほど、
子どもは自分のことを
自分事として考えることを学ぶ機会は、
回りにいる大人がとても意識しないと、
身に付かない状況になっていると思うのです。
例えを上げだしたらキリがありませんが、
いいとか、悪いとか言いたいのではありません。
そのたくさんの矛盾に、
1つでも多く気づくことが出来れば、
子どもに関わる大人として出来ることや、
かける言葉が増えていくのです。
朝・・・
保護者と共に登園してきた子どもたちに、
まずは・・・
子どもの顔を見ながら
『おはようございます』と声をかけ、
『おはようございます』の
挨拶の大切さに保護者が気づく。
誰の為の施設なのか、
無意識に伝わるのです。
いまある状況のなかで、
いま自分に出来ることを、
自分に出来る範囲で。
自分の持ち場の中で考えていくまでですが。
パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】考え中
毎年のように方針発表会議に向けて、
頭の中を最終的に整理する時期。
課題はたくさんあるのだが、
目標からの逆算。
目的への因数分解で導きだされた答えを
優先事項から並べている最中。
ご飯を食べていても、
車を運転していても、
寝ていても・・・笑
いつでも
ここに思考が向いている。
この時間がオモシロイし、
なぜならパール幼稚園が好きなんだ。
私立幼稚園を取り巻く環境は厳しい状況であり、
特に都内は、
ますます保育所が優勢となる。
そして・・・大田区。
日本有数の私立幼稚園激戦区。
私立幼稚園、保育所が乱立する蒲田大森。
私の考えうるフルスペックの多機能型運営と
何よりも独創的な教育メゾットを
中期的に構築してきたこともプラスに作用したのであろう。
令和の新しい価値観に入り、
ダントツ一人勝ちの状態ではあるが、
時代の移り変わりは早いので、
どこまで・・・
このスキームが通用できるかは分からないから、
次の一手を考えておきたい。
私は、
下りのエスカレーターを
ずっと登っていくようなことはしない。
なぜなら、
全く前に進まないから。
状況が変わらなければ、
進む向きを変えてみる。
風が吹いている方向を確認して
追い風になるように向きを変える。
流れに逆らわなければ
自然と進んでいける。
流れに乗れたならば、
かろやかに動いいけるから。
これが考え方。
しかし・・・
私立幼稚園経営のたどり着くところは、
教職員の育成と考える。
いい先生がいれば、
なんでもできるということだ。
育成というと新卒新人などの若い世代の先生を
連想される方も多いと思うが、
私はベテラン勢の育成こそ要となると考える。
そして何よりも片腕となる存在。
何よりも・・・
自分自身の育成が前提だ。
ここ数年のベテラン勢は現状維持。
現状維持は衰退と同じと考える。
なぜなら・・・
これは時代が動いているからである。
このことが理解できなけれな、
私の思考の成長についてこれていない。
学園には20年、30年と
永く勤めてくれている大切にしたい先生がいるが、
思考が平成中期のままなのが問題。
令和の幼稚園に適応できていないという事実。
でも元気。
園長先生の中でも、
お歳を召していても、
元気な方がいらっしゃるが、
大抵、時代に空回りしているケースが多い。
時代に乗ってると思っている方ほど、
いつの時代の幼稚園観なのよ??というところが多い。
これを職場に置き換えてみれば、
いつの時代の職場なのよ??
ということである。
自分の正義が通用しない時代であることを知らない。
しかしながら、
人は誰かに喜ばれ、
誰かに必要とされることに
喜びを見出しながら仕事を探し求める。
すべての人は
幸せになるために生きている。
個人的にですが、
ここぞ!という時に裏切る人、
恩知らずな行動をとる人は、
本当にどうかと思いますし、
関わりたくありません。
そういう人とは、
これまでも縁を切ってきました。笑
どちらにしても、
完璧はありませんが、
関わる人に対しては、
大切にしようと努力はしていくほうがいいと思います。
人を大切にするということを軽く考えている人が
あらためて多いように感じています。
人を大切にする人は、
結果的に人から応援される。
自分が苦しいとき、厳しいとき、辛いとき、
どのくらいの人が応援してくれるかは、
今までのあなたの行動で決まります。
・すべての人を大切にしろとまでは言わないですが、
しかし、
身近な人やご縁あって一緒に仕事をしている仲間を
大切にできない人は論外。
そんな人とは、
誰もが時間を共有したくはないものだ。
人が人を連れてくる。
人が仕事を連れてくる。
人がお金を連れてくる。
人が幸せを運んでくるもの。
方針発表会の課題の話に戻りますが・・・
最重要課題は目標に向かっての育成と幸せの定義。
人々を幸せにするということなのですが、
与えるためには持っていないとね・・・。
パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】大事な時期
今年度は「ひかりと影の活動」と課題を設け、
年中児が取り組んでいます。
先日のBlogでも掲載した写真も、
この活動の一部です。
そのような過程での年中児のクラス発表の場。
誇らしく思えます。
どうですか?
新入園児のママたち??
パール幼稚園で過ごしていくと、
1年後、2年後には、
このように成長するのです。
先日、新入園児保護者会がありました。
パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】考えてみよう!
年中児たちの影絵あそび。
グループに分かれて、
あれこれ相談し、
みんなで考えながら取り組んでいます。
考えること。
想像すること。
生きていく上で大切です。
考えること・・・
自分の言葉で語れること(What)
疑問に思うこと(Why)
手段や方法を思いつくこと(How)
これらをしているときに
「考えている」という状態になると思っています。
(違うかな???)
この考え方を教えないかぎり、
子どもは考えられることができないと思いますし、
応用力を身につけることもできないと思いうのです。
これって??どういう意味??(What)
なんでそう思ったの?(Why)
どうすればいいかな(How)
と具体的に問いかけるべきなのです。
思考力をトレーニングしていくには、
具体的な問いかけが必要になります。
何でカレーは辛いのか?
などの意味不明な、
答えがオヤジギャグになりそうな質問でいいのです。
子どもに倫理的思考力を身につけさせるためには、
答えをあえて見せ、
正解までの途中経過を考えさせることがいいのです。
思考力がついてくると、
自分で考えて判断することができて、
ボクはこう思う!ワタシならできる!と自信がついてきます。
この自信は意欲的に学ぶ土台となるのです。