皆さんは変化に敏感でしょうか。
9月もあっという間に過ぎようとしています。
季節の移り変わり、
気温、風当たり、日の長さ、木々の変化など、
五感で変化を感じることでしょう。
子育て支援が基盤となり保育所優勢な制度の施行。
私立幼稚園にとっては、
変化を厳しく感じる時です。
保育所由来の私立幼稚園に適応できる制度は、
いち早く大田区議会、
行政でも検討していただけるよう、
区長をはじめとする区議会各会派、
行政関係者に説明しお願いをしているところです。
パール幼稚園さんができてもね・・・
他の園さんがついていけないでしょ?
行政の方々に、よく言われることです。
これは・・・
同時に私立幼稚園にも変化が求められています。
私は、これまでに変化を予測しながら、
パール幼稚園の運営を
コツコツと時代に合わせることを
心がけてきましたから、
この大きな変化には、
あまり脅威を感じてはいません。
時代の変化の最中でも、
保育でなく教育を・・・という概念をもとに
教育に軸を置く幼稚園運営を
実践しているつもりです。
世の中のシステムは外的要因によって
変化させられるのではなく、
自ら変わらなければならないと考えています。
そのためには・・・
適応力・順応性・柔軟性といったものが必要とされます。
そもそも「もっとよく」「よりよく」と考える方は、
変化や成長を望んでいる方々です。
変わるためのファーストステップとして大事なことは、
実は自分が変わろうとするよりも、
まず大切なのは・・・
周りの変化に気づくことだと考えています。
ついつい自分が変わることだけに集中してしまい、
周りの変化に気づくことを疎かにしてしまいますが、
この変化に気づくプロセスが非常に重要。
変化に気づくとはどういうことか。
それは・・・
時系列に対して一段俯瞰的に物事をみるということです。
変化を感じるという意味では、
その瞬間どう感じるかが大事ですが、
この「今」を感じることが
「過去」に感じたこととどのように違っているのか。
ここに変化があるのです。
この変化に気づくことが大切だと思うのです。
私たちは流れいく時の中で生きている以上、
変わらないでいることは、
ほぼ不可能です。
目に見えない少しの変化も必ず起こります。
だからこそ・・・
周囲にも・・・
どんな変化が起こっているのかを理解することが大切です。
昔のパール幼稚園は・・・なんてことも耳にしますが、
時代が動いているから仕方がない。
その視点の方は時代が止まっているのかな?
古きよき時代ということでしょうか。
30年前のスポーツカーより、
今のカローラが速いのです。
育ってきた環境も、
育ってきた時代も違う方々が先生になっています。
5年、ひと昔の時代です。
ガラケーからスマホが当たり前となり、
そのスマホの進化なんて3年で大きく変わる時代です。
ノートPCなんてものは、
5年経てば骨董品です。
基本的な変化でいうと、
冒頭で話したように季節はわかりやすいもの。
空気や温度、
気候の変化は誰でも感じることができます。
組織の中で言うと、
組織の空気も肌で感じるのではないでしょうか。
繁忙期のザワザワ感、重たい空気。
反対に成果がでた時の活気づいた雰囲気など。
こうした見えない空気の変化に
敏感になっていくことが重要です。
変化に敏感になるためは、
単純に・・・
そこに意識を向けてみること。
空気感は無意識でも感じることができます。
しかし・・・
普段なんとなく感じている空気を
意識的に感じてみることによって、
変化に気づきやすくなります。
人は目で色々なものを見ていますが、
単純に目で見てるだけではなく脳内で見ているのです。
仕事が忙しくて
自分のことだけで精一杯になってしまったり、
自我が強過ぎて自分のことしか見えていなかったりすると、
変化に気づくことはできません。
自分のことだけを考えていると、
今その瞬間を感じることには敏感になりますが、
過去と比べてどうかということに目を向けられなくなります。
だからこそ・・・
ちょっと立ち止まって、
今感じていること、
その前はどうだったのか。
逆にこれから先はどうなるのか。
こういった時系列で物事を捉えていくようになると、
過去からの変化、
これから先の変化を
敏感に感じられるようになると思うのです。
周りの変化を意識的に感じ取ること、
そこに出発点があり、
これからの変化と成長に向かって進めるのです。
古きよき時代は懐かしむものであり、
軸を確認するものでもあるのでしょう。