2020/08/04

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】自立と甘えの関係性



子育ての最終目的は

「自立と自律」ではないかと考えています。

このことは・・・・・

入園説明会でも必ずお伝えさせていただいております。

そもそも・・・

自立をするために必要な事は何かと考えていくと、

「甘え」ではないかと思うのです。

え?甘えさせたら、

弱い子に育っちゃって

自立できないないのでは?

このように思う方々もいらっしゃると思いますが

それは大きな間違いではないかと思うのです。

人は・・・

沢山甘えたら甘えるほどに

安心感や意欲を持ち、

自立できる大人に育つものと思っています。

子どもは産まれた瞬間から

生活の全てを親に依存して

生きていかなければなりません。

この世界というものは、

安心であると同時に

甘えている状態でもあります。

このお母様に甘え、依存して、

安心できる世界から、

自分の周りの世界への信頼感を得ていくもの。

自分が感じ・・・

考えた事を大好きなお母様が共感し

受け入れてくれるからこそ、

自分が自分であって大丈夫となるのです。

その安心は、

ボクは出来る・・・

ワタシは大丈夫・・・

という意欲となり、

「自立と自律」へと向かうのです。

でも・・・

1人で出来る!と思ったことが

出来なかったり、

お母さんと離れていることに

寂しさを感じたり、

外の世界で傷つけられたり・・・

ここで、子どもは甘えと依存の世界に戻り、

安心感というエネルギーを

お母様にチャージしてもらうのです。

安心感をもらって、

自信と意欲を持ちながら

「自立と自律」の世界へと向かうのです。

子ども成長は、

この甘えと自立の世界を行ったり来たりの

繰り返しなのです。

ですから・・・

子どもの自立を心から願うのであれば、

突き放すのではなく、(突き放す時も必要)

お母様は、

子どもにとって甘えと安心感を得られる

パワースポットにならなければいけません。

しかし、

ここで間違ってはいけないのが

「甘える」と「甘やかす」ことは、

違うという事です。

甘えるというのは、

子どもが望むことに応えてあげるということです。

甘やかすというのは、

子どもが望んでいないのに

親の気持ちを満たすために

してあげてしまう事です。

親は、

子どもの生活を死ぬまで

見守るわけにはいきません。

いつか

子ども達が自分の手から離れた時、

自分の人生を自分の手で切り開きながら

逞しく生きていけるように

子ども達を育てなくてはいけないのです。

これが子育ての目標です。