2022/01/07

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】やりたいよいうにやりなさい・・・



子どもが「目をキラキラさせる世界」はいいものです。


外に出かけた時、


子どもが道端に咲いている花に興味を持ったら、


一緒に子どもの視点で見てればいいのです。


家でベットの上を飛び跳ねる遊びを


おもしろがっているのなら、


黙って遊ばせてあげればいいのです。


雨の日に水たまりに長靴を履いて入る・・・


これもやってみればいいのです。




そんな親の見守る姿勢が、


子どもの非認知能力を育てるものでしょう。


でも・・・


非認知能力だけが重要ではないことに要注意しましょう。


「認知能力」とは、


読み書きや計算のようにテストなどで測ることができる、


簡単に表現すれば、見える力のことです。


「非認知能力」は、「非認知」ということですから、


テストなどでは測りにくい、


簡単に表現すれば目に見えづらい力のこと。



それに含まれるもとしては、


社会性や意志力、自己肯定感、やり抜く力、


コミュニケーション能力、


他者に対する思いやり、


自分をコントロールすることなど、


「心」や「社会性」というものです。


何かと重要だと話題になる非認知能力ですが、


誤解してはならないのは、


「認知能力が重要ではない」というわけではないことです。


そのどちらも大切な力ですから、


しっかり伸ばしてあげたいものです。



時代の変化によって、


非認知能力を獲得する機会が少なくなっています。


非認知能力とはなにか特別なものなどではなく、


むかしであれば子どものフツーの遊びや


あたりまえの子育てのなかで、


勝手に育っていたものです。


子どもたちは、あれダメ、これダメ、


あれは危ないという環境で


過ごすことが多くなっています。


様々な多くの体験を通した経験を積み重ねていました。


遊びのなかでうまくいかないことがあっても、


熱中して続けるうちにうまくいくといった経験を通じて、


困難を乗り越えるために必要な意志力や忍耐力、


やり抜く力が身につくことができました。


他の人とかかわるなかで


人間関係の問題にぶつかったら、


なんとか折り合いをつけるような


コミュニケーション能力や思いやり、


制御する力が身につきました。


このように非認知能力を自然に獲得していたわけです。




昔はフツーに身につくことでしたから、


重要視されることがなかっただけのこと。


やりたいようにやらせる。


やりたいように遊ばせる。


トラブルも結構。


現代では苦情を恐れ、


幼稚園や保育所でも


子どもの喧嘩を未然に防ぐようにしてしまっている。


正直、これでは、


子どもの社会性などは育ちません。


非認知能力は特別なものではありません。


非認知能力という・・・


凄そうなネーミングのために、


特殊なことをしないとならないように捉える方も


いるかもしれません。


なにをすればいいのかというと、


大人からしっかりと受け入れられることを経験すること。


子どもの興味のあることを


周囲の大人が大切にするということです。


非認知能力の多くは、


「主体性」にかかわるものですので、


子どもがキラキラと目を輝かせて、


興味を示すような世界を持っているようなら、


それでいいのです。