2019/02/18

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】ご承知おきくだされば幸いです。


ぽかぽかファイルの継続の断念したことについて、

ご意見を頂戴しております。

まず、幼稚園は先生がいて成り立ちます。

そして、

パール幼稚園の教育実践は幼稚園教諭免許があれば、

誰でもできることではありません。

この事を頭の片隅に置いてお聞きくださればと思います。

兼ねてから、園だよりを通じて労働基準法の改正に伴い

勤務時間のことには触れさせて頂いております。

わたくしどもといたしましては、

実践の質を落とすか、

記録の量を減らすかという選択になることを

お察しいただけているかと思います。

早期離職者、年度途中の離職者が後を絶たない保育業界です。

本学園においても、珍しいことではありません。

そして、その原因を探りますと、

勤務の時間、業務の量の多さがあるようです。

定められた業務をやらなければ注意も受けます。

すると、もちろん関係性も悪くなり、

つまらない職場となるでしょう。

勤務の拘束時間が長ければ、

疲れもたまりますし体調も崩し、

メンタルも悪くなります。

大学や専門学校では、

学生確保のために、

入学のハードルが低くなっています。

そのためなのか、

現代っ子の特徴なのか、

文書をかけない学生が幼稚園教諭を目指す訳です。

本学園の経験値の浅い先生方も似たような者で、

ぽかぽかファイルや園だより、

ブログ、日案、週案、日々の記録に至るまで、

自分だけで書けるようになるまでには数年かかりますので、

マネージャーを始めとする中核の先生方が

確認、修正を加えての正書と手順となります。

本学園の中核の先生方は、

当たり前の認識で取り組んでくれていますが、

考えてみてください。

中核となる先生方には家庭を持つ先生も多く、

顔や口にはしませんが、

時間は貴重であり、

かなりの負担になっていることは事実でしょう。

本学園の教育実践も十数年をかけて、

サービス重視でなく、

目に見える成長の姿としてシフトして参りました。

そして、現状、

サービスに趣を置いた業務の多さ、

記録類の多さは、

早期慮植者、途中離職のみならず、

求人をしても希望する学生もいなくなっている状況なのです。

ぽかぽかファイルに際しましては、

わたくし自身が発案し取り組んできた大切なものです。

できれば無くしたくはありません。

継続を願っていただける方々も多く、

とても有り難く、嬉しく思っています。

しかし、

これからの教員採用、

教員育成にはマイナスの要因となるものなのです。

働き方改革、労働基準法の改正のため、

勤務時間の管理、メンタル管理には、

一層のこと厳しく管理の必要が求められます。

今のままではクリアできないのです。

早期離職、中途離職したら、

代わりの先生を連れてきてくれますか?

採用においても、

適性のある希望者を集っていただけるのでしょうか?

苦渋の思いでの継続の断念であること。

先生あっての幼稚園であること、

ご承知おきいただければと存じます。