2024/04/26

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】学びの機会の創出


最年少クラスの園児たち・・・


僕がいると必ずといって訪れてくれます。


ちょっぴり仲良くなれたカナ??


さて・・・

 

よりよい幼稚園を創造するためには、


先生方の能力とパフォーマンス、


何よりも人間性というものが


成功を左右する重要な要素だと言えるでしょう。


先生方は、各自の力を発揮することが


非常に重要であり、


そのためにマネジメント側が


その先生が、


何ができるのかを理解しておくことが大切です。


A)エンゲージメントを高める要素の評価


仕事の満足度に影響を与える主な要素であるので、


組織内でどの程度満たされているか?


改善点はないか?を評価していく必要があると思うのです。


・学びの機会と多様性


・園長や経験者及び同僚との関係


・ストレスの低さ


・給与やボーナスなどの目に見える利益


B) 仕事へのつながりを高めること


多様なスキルを必要とする「やりがい」のある


仕事を与えて新たなスキルを身につけられる


機会を提供することが重要です。


また燃え尽き症候群を防ぐためには仕事量や


感情的な負荷など


仕事と生活のバランスを考慮することも重要です。


C)仕事の意義を感じさせる


それぞれの仕事が組織全体のミッションに


どのように貢献しているのかを


先生方に理解させていくことが大切です。


D)達成の機会を創出すること


目標の進捗状況を把握できる環境を整えてみるべきです。


それだけでなく先生方が自ら目標設定を行って


継続的なコーチングや明確な期待設定によって、


自律性を高めることも重要です。


E)経験者やリーダー格を管理する


リーダー格は先生方との良好な関係を築いて


それぞれの貢献を尊重する必要があります。


当事者それぞれの責任を明確に伝えて


公平な評価制度を導入することが必要不可欠です。


F)手続きを公正なものにし、実行する


園内プロセスは平等であり尊重されるものにする必要があります。


一貫性と透明性のあるプロセスを構築して不当と思われる決定に対しては


異議を申し立てられるようにするべきです。


これらのステップを実行することによって


エンゲージメントを高めながら


組織全体のパフォーマンスを向上させることができるハズです。


大切な先生の能力を最大限に引き出して、


「人的資本経営」を実現するためには、


先生方と組織の結びつきを強化することが不可欠であり


そのためには6つのステップを考えながら、


組織全体で取り組むことが重要だと考えています。


時代と共に働き方、働く内容は進化すべきだと考えています。


パール幼稚園園長野村良司の最後の組織改革を


中期計画を立てに取り組んでいくことにします。


2024/04/25

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】周りの人は先生にもなるという話。


食事は・・・


周囲の人と静かに会話を楽しみながら。


正しく食べること。


これがパール幼稚園の食育の基本デス。


食育か・・・


あまり・・・


この食育という言葉は好まない。


さて・・・


各学年とも新しいクラス、


環境に順応してきた様子が伺われます。


もしかしたら?


ご家庭では・・・


「あのね・・・ママ、

Aちゃんって意地悪なんだよ。

順番を守らないし、横入りするし、

ワタシ、Aちゃん好きじゃない」


このようなことを


言い出している子もいるかも知れません。


そのような時って・・・


我が子には、


どのように声をかけますか?


私だったら・・・


「でも、自分が嫌いだと思っても、

Aちゃんが仲良くしたいというならば、

嫌な人でも仲間外れにしちゃダメだよ。」


と言い聞かせます。


大抵、「どうして?」と聞かれるので、


「それは・・・

どんな人からも学べることがあるから」と


幼児には理解し難いことを伝えます。


『我三人行、必得我師焉』


我、三人行えば必ず我が師を得る。


と孔子の言葉にもあるように、


3人で行動したら、


必ずその2人から、


自分の先生を見つけられるという意味です。


もし・・・


とても優秀ならば、


その人を見習えばいいし、


もしも、わがままで、


威張ってばかりいる人ならば、


自分はそうならないように気をつけることができる。


嫌な人だからと言って遠ざけても、


自分は損をしてしまうということです。


とは言ってもね・・・


嫌な人は嫌な人なものなのですが・・・


世の中は嫌な人もいて回っていくのです。


結局のところ・・・


人は自分が一番我儘であるということには、


なかなか、


気づかないものです。

2024/04/24

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】美しいものは美しいと感じる心


 

美しいものは美しいと感じる心・・・


美しいものは美しいと教えていくことは、


ママの役割です。


例えば・・・


このお花綺麗ね・・・


このお花の山吹色が綺麗ね・・・


とでは・・・


心の豊かさというものは、


まったく異なってくるのです。


この動画は・・・


Pearl 0-2 MaMa Garten でのこと。


11ヶ月の子が4ヶ月の子に


絵本を読んであげている様子です。


幼児はママから・・・


多くのことを学んでいることが証明されるシーンです。


言葉も同様・・・


ママから多くのことを学んでいます。


先日・・・


幼児がママに「たたくよぉ〜!」と言いながら


手をあげるポーズをするシーンをお見受けし、


思わず笑ってしまいましたが・・・


本当に多くのことを学びとしていくのです。


美しい言葉は美しい心を育むものであり、


幼児にとって言葉は心の母乳でもあるのです。


この日本語による言葉を使うからこそ、


日本人としての素晴らしい感性が身につくのでしょう。


季節の移り変わりを言葉にして伝えていくことは、


子どもたちの感性が育まれていくのです。


草木の若葉もゆる季節となります。


感性を言葉として伝えて参りたいものです。



2024/04/23

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】リョウジとリョウコ


最年少2歳児も園生活に慣れてきました。

(多様な他者との関わりの創出事業対象) 


まだ、まだ、手探りな様子もありますが、


これも2歳児特有の育ち。


連休明け位から


満3歳児と合同で活動も進めてもいいかもしれません。


さて・・・


昨日のユングの集合無意識の流れから・・・


ダーウィンの進化論には、


アルフレッド・ウォレスという学者が


全く同じ論文を同時期に書きあげていたそうです。


ニュートンが万有引力に気づいた時には、


ロバート・フックという人も


同じ考えを持っていたそうです。


電話の発明のグラハム・ベルが


特許庁に駆け込んだのとほぼ同時に、


他の人も電話の試作品を完成し持ち込みまましたが、


ベルのほうが2時間早かったという話です。


この発見者の違いは「アクション」の早さです。

  

ユングは人間の無意識に通じる扉は、


感覚的な女性性アニマを高めることが大切だというのです。

(一般の男女の性別ではありません)


「優しさ」や「融合」といった


「利他の要素」が大切です。


男性性はアニムスと呼ばれ


「行動」や「論理」「優位性」からくる


支配思考などが中心になります。


女性性の扉(無意識)で


何かを感覚で思いついても、


それを「行ってみよう」「発信してみよう」と、


アクションを起こす男性性のサポートがなければ、


何かの「ひらめき」は無いのままということです。

  

私はユングの集合無意識の


クリエイティビティの原理を知ってから、


女性性で「ひらめいた」思いを、


男性性の「行動」のサポートで


進めるように心がけています。


女性性のリョウコさんが


「これはイイなことが起こる」と言われても、


リョウジくんである男性性が・・・


「今は忙しい」「論理的に無理だろう」と


行動に移さなければ、


何も進まないということです。


これまでの人生で振り返ってみても


リョウコさんに促され、


リョウジくんが・・・


アクションというサポートをすることで、


多くの出逢いや気づきがありました。


たくさんのアイディアが浮かんでも


「やってみよう!!」の


男性性のサポートがないために


「思ったけどやらなかった」も多いものです。


ユングは言います。


人は無意識の中では両性具有なのだ・・・と。




2024/04/22

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】集合無意識

 



創造的なアイディア・・・


大好物のひとつです。


頭の中の“ひらめき”というものかも知れません。


心理学者のユングは、


意識では一人一人は別々であるが、


心の奥の無意識で人々は、


誰もが地続きだと言っています。


それを集合無意識と呼ぶのですが・・・


その集合無意識というものは、


太古の昔からの知恵や動物や植物、


地球そのもの、あるいは宇宙の深遠にも、


地続きだともいっています。


発見やアイディアも、


この集合無意識から来ると言われています。


ユングの考えの


もう一つに


シンクロニシティ(共時性)という概念があります。


シンクロニシティというのは


「意味ある偶然」と呼ばれます。


ひらめきや発見にも「偶然」が関与します。


Pearl 0-2 MaMa Garten・・・


携わる先生方が、


ご自身の子育て経験を活かし


「あったらいいな!」をカタチにしてくれています。


男性目線からしてみれば?


そんなの需要あるの??


と思うこともありますが、


女性目線!ママ目線!では


需要を満たすものだな・・・


と新たな発見もあるのです。


子どもの成長が促進されるには、


利用者という意識よりも


保護者としての意識は欠かせません。


世の中・・・


これだけ株式会社の保育所が増え、


幼児を預かる施設が普及し、


保護者をお客様として扱うが故に・・・


お金を払っているからという思考になり、


教育の重要性や親としての考え方を学ぶことができず、


小学校などの学級崩壊や


教員の離職理由にも


保護者対応の難しさが問題になっている現実です。


利用者意識から保護者意識へと


昇華していくようにすることは、


今後の我が子の人生に


大きな影響が生じていくことになるのです。


自分より年齢の低い先生を「キミ」と呼んだり、


「〇〇ちゃん」と呼ぶような保護者の方が


他園にはいると嘆いている園長先生もいらっしゃいますが、


利用者意識が強い保護者の方々が集まる園は、


園運営も円滑に進まなくなっているようです。


利用者意識と保護者意識・・・


そこには


互いが敬意を持って関わりを深めていくことが


必要であるのです。


確かに「キミ」とか「〇〇ちゃん」と


話かけてくる保護者の方には、


友達でもあるまいし敬意は抱けないものでしょう。


Pearl 0-2MaMa Garten は、


ママのため子育て応援」施設ですが・・・


「子育て支援」施設でない由来は・・・


ママを利用者として接していくのではなく、


ママを保護者として


敬意を持って接していきたいからなのです。


ユングの考えの集合無意識・・・


シンクロニシティ(共時性)という概念は、


同じ考えや同じ感覚を持った人々は


同じ場所に集まっていくということかも知れません。


私立学校には同じ感覚を持つ方々が集まります。


そこで愛校心というものが生まれてくるのですが、


そこにはシンクロニシティ。


「意味ある偶然」がより良い世界を創るものかと。







2024/04/19

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】言葉のチカラ


 
日々の日課として取り組んでいる


言葉のチカラ・・・


今年度からは新教材を活用して展開します。


この教材は本園の言葉のチカラを監修していただいている


土屋秀宇先生の渾身の教材を活用します。


それに伴い先生方もお勉強・・・


まず理論を知ること。


そして毎日、毎日、活用し身体に馴染ませること。


私して自ら美しい言葉を纏っていくこと。


自然科学は日進月歩。


いや、いや、分進秒歩?


人の心はどうなのでしょう?
 
「様良う、すべて人はおいらかに、
すこし心おきてのどかに、
おちゐぬるをもととしてこそ、
ゆゑもよしも、
をかしく心やすけれ。
もしは、色めかしくあだあだしけれど、
本性の人がら癖なく、
かたはらのため見えにくきさませずだになりぬれば、
憎うははべるまじ。」
 

良い雰囲気で、
全てにおいて女房は穏やかに、
少しは心に余裕を持ち、
落ち着いていることを基本にしてこそ、
その品格も風情も魅力となりますし、
安心して見られます。
少々、
風流めいた人であったとしても、
その人本来の性格が素直であって、
周囲に対して付き合いにくい態度さえとらなければ、
憎まれるまでには至らないものなのです。
 

『紫式部日記』紫式部の人生訓です。


人の心のありようを述べたくだりですが、


今の時代でも通じる視点があると思います。


昔も今も心の底流は変わらないのだと思うのです。


1000年も前の人の本音ですが、


自分ファーストで、


他人を貶めたり策を弄したりする人は、


やはり、


最後には疎まれてしまうのかもしれません。



美しい言葉は美しい心を育む。


温故知新。


先人たちの知恵を、


時代に取り込み融合させ発展させること、


心の片隅に根付かせておきたい言葉のように思います。



2024/04/18

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】折り合い・・・


 

Nursery の1歳児・・・


大好きなママから離れての日中の生活。


半月が経ち、


幼子といえども、


心の折り合いがつき始めたことと考察します。


幼稚園でもアフタークラスが嫌だ!


みんなと一緒に14時半に帰りたい!


と涙する新入園児もいます。


これは正当な子どもの権利の主張です。


心の折り合い・・・


時間が解決していくものでもあるかと思います。


さぁ!新卒新人の先生方も、


学生から社会人になり、


ぴりっ!と・・・


社会の厳しさにも直面していることでしょう。


Z世代といわれる若者たちですが、


明らかに30代、40代の方々とは、


異なる感覚を持っています。


30代、40代の幼稚園教諭などは、


見て学べ!の世界観で育っていますが・・・


この世界観はZ世代には全く通用しないもの。


伴走していくことが求められますが、


30代、40代は、


そもそも伴走して育むこと、


伴走とは・・・を


理解していないように思えます。


本園でも経験のある先生方の指導を遠目で見ていると、


今の経験のある先生方の言葉の中には、


園長野村良司が存在していないので、


指導の中には物語もないので、


Z世代には


指導というより指摘、批判に、


捉えられる場合もあるようです。


Z世代・・・SNS世代でもありますから、


いいね!で育ってきているのです。


批判でもするならば、


即ブロック!!


そのような習慣で育ってきています。


いいところを認めて育てるは、


子どもであっても大人であっても基本です。


先日、ある先生方の気づきメールに


「意識し続けることが大切だけれども、

無意識に行っていることも意識的に行うことが大切」


と先輩に教わったと記されていました。


考えてみると、


この言葉はマネージャー(主任)


という役職が存在した時代に、


よくマネージャーに、


ココに身意識を働かせるように育てるように!


と教えていたことです。


よくウチの代表はこう考えます。


ウチの社長はこう言います。


第一線で活躍する企業の方々の言葉を聞いてみると、


ウチの代表は・・・


ウチの社長は・・・


会話の中に代表(社長)が存在し、


その考えを物語化して話すという共通点があります。


文化や習慣には物語が存在しますから、


その物語を知ることが育みの入口になるものです。


様々な世界で近頃の若いものは・・・


などと耳にしますが、


それを口にしている方も、


近頃の若いものは・・・と


言われていた世代なのです。笑


指導するが側が変わることは、


いつの時代になっても求められることなのです。


心が豊かな方は心の折り合いをつけるのが上手な方ですが、


指導する側も心の折り合いが必要なんです。