2015/02/27

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】稽古


私は出勤の際に園までは5ルート程の道順をたてています。

何故かと申しますと・・・

『風』を感じたいからなのです。

その道のりの中の街並の移り変わり、

街路樹の変化・・・

道行く人々の様子・・・

私にとっては感覚の確認であり、

気づきの稽古になっているかもしれません。

今年度も終わりに近づいています。

この一年で感覚の稽古に取組んだ先生は、

このフレッシュな東海林◯美教諭だと思っています。

稽古は自らが取組むことが必要であり、

決して人からの強制では身に付きません。

理想とする幼稚園教諭としては、

まだ、まだ稽古が必要ですが、

この先生の一年間の成長幅は見事なものです。

来年も多いに期待したい成長株のひとりです。

私はパール幼稚園の幼稚園教諭たちに、

毎日の「気づきメール」というものを推奨しています。

言い換えれば「お願いしている」といっていいものでしょう。

しかし、悲しい事に一日も欠かさずに行動できたものは2名のみ。

竹◯◯恵教諭と東海林◯美教諭だけです。

その後に続く先生方も多くはいますが、

一番であることと、

二番になることの差は大きいもの。

また、幾度も幾度も・・・

お願いしても続かない先生もいることも事実であり、

それは、私にとって、とても悲しいこと。

幼稚園教諭という職務は気づきの能力があってこそなのです。

子ども達とともに、

毎日を過ごして行くなかで、

ふとした時の変化、

小さな喜びを見落とさずにいくことは至難の技でもありますが、

これらのことは責務であり、

極めなくてはならない道であると考えています。

どんな道も極めるためには自らが稽古を積まなくてはなりません。

私は「頑張れ!」という言葉は先生方には贈りません。

なぜなら、頑張らなくても成果や結果を残す方もいるからです。

でも・・・

そのような方々を考察していますと、

自らの稽古には手は抜いているわけではありませんし、

その稽古は決して頑張ってやっているものではないのです。

人が何かを行動に移すためには動機づけが必要ですが、

その動機づけは相手に想いを馳せるからできることなのです。

誰かのために自分が存在する・・・

このことに気づき行動に移すためには、

自分なりの「ねばならない」という稽古は欠かせないもの。

いい先生になるために・・・

何を胸に秘め行動に移すのか?

稽古や、その準備というものが、

成長速度を加速させるものなのです。