2024/06/24

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】園見学・・・


 
令和7年度の入園に向けての園見学、


東京の幼児人口が底をつき、


無料の保育所へ通う方々が増える中でも、


パール幼稚園に興味を持っていただき、


連日のように、


園見学にご来園いただいています。


とても有り難く思います。


近年、・・・


子どもたち、


子育てに関する制度が充実されつつあり、


子育てにお金がかからないようになりつつあります。


しかし・・・


この制度は保育に関わることであり、


教育に関わることではありません。


教育vs.保育


保育・幼児教育の議論をみていると、


時に・・・


未来・・・


こうなるということを目標にして、


子どもの今を規定するのは、


その主体的な活動のあり方を拘束してしまう。


今の充実こそが大事だ!という議論があります。


もちろん・・・


その対極側には、


将来のこうなるはずということを目標として、


エビデンスを持ち出して、


今の保育の活動のあるべき姿を論じるというものがあります。


私はどちらも肯定し、


どちらも部分的だと思うのです。


今であれ、


将来であれ、


それを誰が想定し、


誰が活動を決めていくかです。


そこにも程度があり、


妥協があり、


どちらにも重みがあるものです。


子どもの発想、出逢い、思いつき、意欲、意志、


これらが働くか、


どうかが重要だと思うのです。


未来は既に子どもの今に繰り込まれているということが重要。


それは「憧れの学び」であるのです。


こうなりたいと幼い時期から思うのでありますが、


まわりで年長の子どもがしていることを見ていて、


それをやりたいと思うからです。


自分もしてみたい。


そこで二つのことを始めます。


一つは「ごっこ」や「想像」により


やっているような気分になることです。


幼い子どもでも現実と空想を区別すると思いますが、


その境目は弱く思考の延長であるのです。


一つは、


今はできるけれど、


いつかできるようになるのだと感じるという


未来感覚の成立です。


小さな子どもに冷静にまわりを見れば


出来ないことだらけですが、


でも・・・


いつかはできるはずだと思えるようになります。


それは実際に出来ないようなことが、


いつの間にかできる。


時に努力してできるようになっているからです。


また上の年齢の子ども、


そして大人たちがそれなりにできている以上、


いずれ自分がやれる番が回ってくると想像し、


それは順次たしかに実現していきます。


未来を信じることができるのです。


子どもは潜在的にすべてを愛し、


そのうち理解し、


できるようになると感じるのです。


それが・・・


子どもの未来感覚です。


子どもは今を肯定するのみならず、


未来をも肯定して、


毎日を送るのですが・・・


これは保育所ではなく、


幼稚園だからこそ


発展するものだと考え取り組んでいます。