パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】頼る力が輝くぞ!
新入園児たちが園生活に慣れようとしています。
人に頼る力・甘える力・助けてもらう力の高い子が輝く新学期。
お世話焼きの女の子に手伝ってもらってばかりで・・・
うちの子は先生に頼ってばかりで・・・
悩んでいるママ少なくないでしょう。
子育ての最終目標は自立と自律ですから、
自分のことは自分でできる子、
人に迷惑をかけない子に
育ってほしいと考える方もいらっしゃるでしょう。
実は・・・
「人に頼ること」も立派なスキルなのです。
もしかしたら??
現代で一番大切なことは「頼る力」が生きていくうえで
必要なスキルとも思っています。
社会に出て人に頼ることが得意でない方は、
イマイチな成果しか出せないようなタイプであったりもします。
そもそも・・・
日本人は人に頼ることが苦手かも知れません。
人に頼ることは、相手に対して申し訳ないと思い、
なるべく避けるべきだと考える人が多いのでしょう。
日本の気質で悪いことが起きても自己責任といった
考えが多いことも原因のひとつなのだそう。
助けてほしい状況にあっても、
問題が起きたのは、
キミの責任でしょう?
と思われてしまうのではないかと、
人に頼ることを躊躇してしまうようです。
日本人のいいところでもありますが、
クラスも職場も世の中も
これからは・・・
誰もが困っていることを
打ち明けやすい環境にしていかなければいけないと思うのです。
ですから・・・
人に頼るスキルが社会人にとって
最も必要な能力のひとつとなっていくと思います。
人に迷惑をかけない子に育てようとするのも親心。
自分のことは自分で!人に頼るな!甘えるな!と、
親であれば誰もが子どもに言いい聞かせることでしょう。
この結果・・・
子どもはどんな大人に成長するのでしょう?
子育てや家事をひとりで抱え込んでしまってうつ病になったり
職場で度を超えた仕事量をこなすうちにうつ病になったり、
いわゆるコミュニケーションを
上手に進められない大人になってしまう。
長い人生です。
人に迷惑をかけずに
自分だけの力で生きていくなんて不可能なのに。
生きていくためには・・・
人に頼る・甘える・助けてもらうといったことが必要なのです。
親からインプットされすぎた子どもは、
トラブルをひとりで抱え込んでしまう傾向にあるようです。
子どもが頼る力を身につけるために大人ができることは??
助けを求めるためのノウハウや上手な助けられ方なんて
教えられる人はいないはず。笑
迷惑をかけるなではなく、
迷惑をかけるのはお互いさまだから、
困っている人がいたら助けようという言葉を伝得ることぐらい。
また、
頼ったり頼られたりしながら人は生きていると
子どもに教えることが大切だと思うのです。
そしてやっぱりお手伝い。
子どもにお手伝いを頼むと、
子どもの頼る力が育ちます。
「先生は〇〇ができなくて困っているの。
〇〇を手伝ってもらえたら、すごく助かるわ」
よく本園の先生がたに
お手伝いをお願いしなさいと指導しています。
子どもにお手伝いをお願いするのがよいと話します。
子どものできる範囲のお手伝いを具体的に伝えるのです。
そして・・・
その都度「ありがとう!」「助かったよ」と伝えること。
子どもは助けたり助けられたりする経験を重ねると、
助け合うって気持ちがいいことなのだと理解できます。
すると・・・
上手に人に頼れるようになれるもの。
近頃・・・
頼る力って大切なんだよね・・・と思うことが多々ある。