2019/10/15

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】与えることは・・・

台風19号・・・

命を守る行動をしてください・・・。

何度も緊急警報メールに記載されていた言葉でした。

園の側の呑川も、橋から見れば、

停泊中のボートが目の前にあるほど水位が上がっていました。

とてつもない規模に被害をもたらした台風の影響で

少なからず、

みなさまも大変な状況だったのではないかと思います。

みなさまの大切な方々に被害がないことを祈るばかりです。

さて・・・

幼稚園園長業をやっていますと。

ふと・・・色々なことを考えてしまいます。

この仕事・・・何が楽しいんだ??

と思考を巡らせていきますと。

『与えることで自分も楽しくなる・・・・』のです。

これは、

与えれば見返りが返ってくるから

楽しくなるというわけではありません。

もちろん、何か見返りがあれば、

それはそれで嬉しいことだとは思います。

何かをもらえれば楽しくなる。

よく、

まず与えなさいと言われることもありますし、

与えることが、

欲しいものを得るための条件のように言われています。

しかし、

このように見返りを期待して何かを与えようとする行為は、

必ずしも楽しくなる行為ではありません。

望んだように見返りがあれば楽しくなるかもしれません。

期待が外れれば楽しくはなくなります。

楽しくなることを相手に依存しているので、

自分で楽しくなることはできないのです。

一方、

人は見返りなどなくても、

自分が何かを与えて相手が喜んでくれるということで

楽しくなることができます。

具体的に何かを与えずとも、

何かを与えようと考えているだけでも楽しくなることができます。

例えば・・・

プレゼントをあげようと計画しているだけで、

楽しくなることができるのです。

お金や物を与えるということが大切なのではなく、

「与えると考えている」 ことがいいのです。

これこそ、

自分の思考によって、

自分を楽しくするスキルなのです。

与えると考えることは相手のためにもなりますが、

何より自分のためであるのです。

「何を」与えるのか?

「なぜ」与えるのか?

「どうやって」与えるのか?

という認知的な思考から離れ、

ただ与えると考える思考の習慣を持ちたいものですね。

人は相手の喜びを自分の喜びとして感じることができるのです。

すなわち相手が楽しくなれば、

自分も楽しくなるのです。

相手が喜んだ分、

自分は損した気分になるというようには、

人はできていないようです。