2022/06/06

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】正しい自信



「泣いたって仕方がないでしょう!!」


泣いてもどうしようもない場面で


泣く子どもに対して、


キィーとなるのを我慢しながら、


こんな言葉を言ってしまっている


ママをお見かけします。


でも・・・


これって、


子どもの感情を否定しているように思えます。


それこそ・・・



「泣いたって仕方がないでしょう!!」と



言っても仕方がないのです。



子どもってというか・・・



人は生まれ持った性格からくる


「自信のなさ」ではなく、


周りの人たちの態度や言葉で


自信をなくすことの方が多いでしょう。


まぁ・・・


何をするにしても


「こんなの無理っ」


「こんなのできないっ」と


自信のないそぶりをする子どもに


どう接していけばいいのか、


どんなことにもチャレンジして、


困難や壁も自分で乗り越えていける力を


身につけてほしいと願うのは誰もが同じ。


そんな我が子を前にて、


気を揉んだり、


もどかしく思ったりすることでしょう。


「自分にはできない」と思ってしまうのは、


生まれ持った性格ではありません。


何かきっかけがあるのです。


自信のない子に「やってごらん」と


声をかけてみても、


「そんなのできないよ」と


最初から


諦めているような言葉を返されるものです。


「やりたくない」という


はっきりした拒否の意思表示ではなく、


「自信がない」と言う子どもの胸の内には・・・


生まれつき慎重な性格であるとか、


用心深くて心配性であるとか、


マイナス思考であるとか、


何でもうまくやりたいという


完璧主義的な気持ちが強いとか、


多分、


このような思いがあるのでしょう。


正しい自信は身につけてほしいこと。


これは・・・


自分は何でもできる!といった


自惚れ的なものとは違います。


大人もそうですが、


私が考える自信とは、


やる前からムリだと思って諦めるのではなく、


何事も失敗を恐れずに取り組む力がある、


そういう姿勢でいられるということです。


もしも、


失敗してしまったり、


すべて思い通りの結果にならなかったりしても、


次にどうすれば成功できるのか、


少しでも完璧に近づけられるのかを考えて、


常に挑戦する気持ちをもち続けられる


ということが大事。


子どもに身につけさせたい


「正しい自信」とは、


「自分はやれば何だってできる!」という


過度な自負ではなく、


たとえ失敗したりうまくいかなかったりしても、


イメージするゴールに向かって、


前向きに取り組む心の強さなのです。