2025/09/25

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】察すること・・・

 

優しい心をもった人間に育ってほしい・・・


他人を思いやれる人になってほしい・・・


我が子には、


そのような願いを抱いている保護者の方も多いはず。


今の子どもたちは、


かつて当たり前だった思いやりを育む機会を得るのが


難しくなっているように感じています。


社会変化にともない、


他者との摩擦やぶつかり合いが避けられがちな時代、


「思いやり」は自然に育つものではなく、


「意識的に育てる力」になりつつあると想うのです。


「思いやり」は、


他者への関心や共感を土台にした非認知能力のひとつ。


かつての子どもたちは、


異年齢の友達や大人たちと関わりながら、


自然や遊びのなかで多様な体験を重ねてきました。


おもちゃの取り合いで喧嘩をしたり、


年上の子に時には泣かされたりするなかで、


相手の気持ちを想像したり、


自分を抑えて折り合いをつけたりといった


社会的スキルが育まれていたのです。


ところが現代では・・・


親や保育者がトラブルを未然に防ごうとする傾向が強まり、


子ども同士で衝突や葛藤を乗り越える機会が減っています。


さらに、


異年齢の子どもや地域の大人と関わる場面も少なくなり、


察することを自然に培うことが難しくなっているように感じます。


察する力って優しさからだと思うのですよ。