2019/09/27

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】採用は出逢い

採用面接を目前に控え、

今年は多くの学生の方々が、

園見学におとづれてくれています。

自由保育の勉強が中心の現在の養成校ばかりですから、

パール幼稚園の園児たちの姿に、

驚きを隠せない様子が伺え、

FESTAの練習を目にして感動し涙を流す方もいます。

そして・・・学生の中には、卒園児である懐かしい顔も見られます。

さて・・・

採用の条件は、

私が、その方を守ることができるかどうか・・・

私たちと仲良くやっていけるのか・・・

そこにはモラルが近い方が有利かも知れません。

モラルとは、その人の人間性だったりモノの考え方です。

そして、これは、園長である私の価値観と大きく関係してきます。

 典型的な例えでいうと、

「仕事はスピード」という園長先生いたとします。

ところが・・・

これとは別に、「仕事はスピードより、丁寧さが大事」という園長先生もいます。

もしも・・・

私が時間を優先して物事を考えていく、

仕事を進めていくというタイプだとしたら、

スピードより丁寧さを優先している人は合わないということになります。

仕事をしていても価値観が合わないので、

扱いづらいと感じるでしょう。

 反対に、採用された方もスピード優先の中では、

なかなか評価されませんし、

やりづらいと思います。

そのうち居心地が悪くなり、

辞めていってしまうかもしれません。

 ですから、私の価値観であるモラルの部分かが

候補者の方と合っているのかどうなのか。

これを面接の時点で見極めることが

最も重要になってくるのですが・・・

これまた、私にとっては難しいものなのです。

そして・・・ポテンシャルは大事です。

ポテンシャルというのは「伸びしろ」のことだと考えています。

価値観にぴったり合う人はなかなか現れません。

人間は一人ひとり違った価値観を持っていますから、

まったく同じ価値観を持っている人はそうそういないと思います。

ただ、伸びしろによっては、

今後フィットする可能性が大いにあります。

あなたの価値観とのやズレのある部分を

どのように埋めていくのか?というのは、

伸びしろがある人の方が圧倒的に埋まりやすいのです。

それを、見極めるのが採用面接かと・・・

そして、近年、重視しなければならないことがストレス耐性。

ちょっと厳しくしたら、翌日から来なくなっちゃった。

それも本人ではなく親から連絡があって・・・

よく園長先生方から、こんな話をよく聞きます。

これほどではないにせよ、「いまどき方」は、

概して「ストレス耐性」が弱くなっているようです。

これはとても重大な問題。

ビジネスセンスが非常に高くても、

「ストレス耐性」がないと、

大きな仕事、役割を任せられないからです。

仕事をしていくと、

当たり前なのですが、色々なストレスがかかります。

そういったストレスにしっかり耐えて、

自分の持っている能力と同じ成果を出すことができるかどうか?

プロ意識を言い換えたものを、

私はストレス耐性ではないかと考えています。

どんな仕事でも、必ずプレッシャーがかかる場面というのはある。

そうした仕事を避けようとしたり、

先延ばしにしたりする先生がいると、

チーム全体の効率が落ちてしまいます。

その結果・・・

「行動力が欠けた教員集団」になってしまうのです。

園が欲しいのは「結果を出せる人財」なので、

「ストレス耐性」があるかどうかは

採用においての重要チェック項目といえます。

園に合わない採用VS園に合う採用

園に合わない方を採用してしまうと、

パフォーマンスが上がらないうえに、

仕事の進め方が他の先生方と大きく違うので、

手取り足取り教えなければならない場面も増えます。

そしてマネージャー先生方の時間まで浪費されますし、

ストレスも尋常ではないでしょう。

つまり園に合わない方を採用すると、

その人に投資した分のお金すら回収できず、

利益が目減りするだけなのです。

では、反対に、園に合う優秀な方を採用したらどうなるのか?

いちいち指示を出さなくても、

先生が動いていってくれるようになります。

まぁ、このような優秀な採用は理想かもしれませんが・・・

この人を育ててみたい!!

私が、そう思い採用をしていることには違いありません。