2015/06/12

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】ヨイ子・ワルイ子・フツーの子


新学期にも慣れ親しむ頃、

必ずといって、どこかで繰り返される会話があります。

「先生!あの子悪い子だよ!!」と・・・・・。

「どうして?」と尋ねてみると、

その子なりの正しい正義の回答を述べることができるのです。

「◯◯ちゃんをぶったから・・・」

「何もしてないのに、ぶってくるから・・・」

「順番を守らないから・・・」

「嫌なことをから・・・」。

全く、その通りですね。

いつも、ご家庭で「いけません」と言われていることをしている子がいるわけですから、

「悪い子」とひとくくり捉えてしまうのも無理はないでしょう。

それは、それは、その子にとってみたら、

カルチャーショックなのでしょう。

でも?ホントに、あの子は悪い子なのでしょうか??

こんなケースで悪い子と言われてしまう子って、

実は、しっかりタイプの子だったりもします。

ただし、まだ、リーダー像が明確な年齢ではないので、

大きなお世話になってしまったり、

言う事を聞かせたいがために強制的になったりと・・・

自分のミスは認めずにパフェクト!と

アピールをしたがるケースがあるのです。

まるで・・・

ちょっと、うるさいまるで風紀委員のようですね。

このようなイヤな経験なども通じながら、

「幼稚園での学び」が発動するのかとも感じています。

お互いの正義のぶつかり合いです。

どちらのタイプも正しい正義なのです。

前者のタイプの子は、

自分の正義が素敵だということを知る必要がありますが、

悪い行動と悪い子は違うという事を理解する必要がありますね。

後者のタイプはリーダーシップを取りたいという欲望がありますから、

リーダーたるものを、

相手に嫌われたり、

嫌がられたりしながら理解する必要がありますね。

子どもたちに寄り添う、

子どもどもたちに向き合う・・・

親であれば情が蠢きますから、

我が子一番視点になることは当然ですよね。

しかし・・・

相手を受け入れること・・・

どのようなタイプの子であっても、

ゴールとなるものは、

広い温かな目と心だということには違いありません。

よい子、悪い子、フツーの子・・・

昭和に賑わったTV番組ですが・・・

どのキャラクターも愛らしい存在でしたよね。