2024/03/05

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】子どもの成長の背景には・・・



ある卒園児が幼稚園を尋ねてきてくれました。


「23歳になった卒園児の〇〇〇〇です。

医大を卒業して

4月から〇〇の地で医療に携わることになりました。」


ハキハキと愛嬌満載の挨拶は


若い先生方も顔負けするほどでした。


幼い頃から・・・


どうしたら?


このような子に育つのだろう?と


惚れ惚れするように育っていた園児でしたし、


卒園後も劇団四季とかでも子役で舞台に上がっていたり、


高校生の時には夏の預かりの手伝いをしてくれたりして、


幼稚園の先生になってくれたらなぁ・・・と


密かに期待も寄せていましたが、


お医者様の道を歩むことにしたようです。


近頃、卒園児たちの


その後の姿を耳にすることが多く、


高校でアメフト部の主将だとか、


水泳部で活躍しているとか、


サッカーの有名クラブチームに所属し海外へ遠征に行くとか、


野球一筋!


あと一歩で甲子園に行けたとか・・・


様々な嬉しい風の便りを耳にします。


パール幼稚園が


現在の教育活動にシフトチェンジした頃の園児たち。


それそれが・・・


それぞれのステージで活躍していることを耳にすることは、


とても嬉しいことです。


この子たちの背景を伺いますと、


この園児たちのママたちの姿を思い返されます。


素敵なママたちでして、


人を応援するママたちでした。


子どもたちの育ちの背景には、


やはり母親の存在は大きいものだと思います。


現在と15年くらい前の子育ての環境は、


明らかに大きく異なってきています。


6歳以上の子を持つ母親の62%が就業しているとのデータもあり、


母親がご家庭にいる場合、


母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は約7年6ヶ月、


父親は約3年4ヶ月という研究があります。


なんと・・・


幼稚園入園時には18%が過ぎ、


幼稚園卒園時には32%すぎていくのです。


我が国は平成6年度のエンゼルプラン策定以来、


女性の就労率の上昇への対応や


保護者への経済的な支援として、


待機児童対策、児童手当の拡充、


長時間にわたる教育・保育の無料化等といった


施策が進められてきましたので、


子育て中であっても


男女ともに長時間働くことを可能にするという


一定の効果はありましたが、


子どもたちの


「愛着形成不全」や「幼児期の教育の質の低下」等、


子どもが育つという視点では


負の要素が増えている現状なのです。


休み明け月曜日になれば・・・


ママと過ごしたいと訴え泣いている子もいます。


ボクはみんなと同じように2時にママに迎えにきてもらいたいと


訴え泣いている子もいます。


これは純粋な子どもの主張であり、


母親と過ごす子どもの権利でもあるのです。


おむつが取れない子、


トイレに行けない子、


食事が進まない子を考察していると、


ママに手をかけて欲しいという訴えが隠されているとも思うのです。


様々なライフスタイルがある現代、


社会で活躍されるお母様と多いこと存じております。


限られた生涯の数%の限られた


我が子との時間を大切に育んで欲しいと願いますが、


お忙しいですからね・・・


我が子の想いを汲むことまで余裕がないママもいるようです。


入園説明会でもお伝えしていますが、


幼児教育の根底は家庭教育にあることをお忘れないで欲しいものです。