パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】我が子を観る時間
我が子には、
どのような人に育ってほしいと
願っていますか?
生まれる前でしたら、
「とにかく健康で元気な子だったらいい」
と考えていたかもしれません。
しかし・・・
成長するにつれ、
「勉強ができてスポーツが得意だったら」
「誰からも好かれてたら」
「わんぱくで活発な子でいてくれたら」と、
期待が膨らんでいくものでしょう。
そのような親の期待は、
どのような影響を与えることになるのでしょう。
そのような期待とは裏腹に・・・
モジモジする我が子がいたとします。
大抵の親は、
そのような姿にイライラすることでしょう。
その原因は簡単な理由です。
子どもに期待してるからということです。
どうしてこんなこともできないの?と
我が子にイライラしたり、
口うるさく注意したりすることもあると思います。
ここには、
親が子どもに期待していることが
隠されていると思うのです。
例えば・・・
モジモジしておとなしい我が子に対して、
どうして自分から
お友だちに遊ぼうって言えないの?と
イライラしがちなのであれば、
子どもが社交的で
積極的であることに期待しているからでしょう。
また、家の中では兄弟が多くとても活発。
しかし外に出ると・・・
引っ張ってくれる兄弟がいないので内気。
ご家庭での姿と異なる我が子に
イライラすることもあるでしょう。
心理学的視点から申しますと・・・・
人は、相手にかけた期待が外れたときに、
怒りを感じたりイライラしたりするものなのです。
親の視点で考察してみると、
思い通りに動いてくれない我が子に、
自分の価値観を押しつけて、
自分の望む反応を
求めているということになります。
我が子に、
素晴らしい人生を歩んでほしいと願う一方で、
自分が想像する幸せの型に
子どもをはめ込もうとしているのかもしれません。
親が子どもへの理想のイメージをもつことは
悪くはないと思いますが、
こうあるべき・・・姿を押しつけて、
親の価値観や思考の枠からはみ出た子どもを、
強制的に戻させようとすることは、
よろしくないことかと。
自分が理想とする・・・
こうあるべき姿を押しつけていないか、
母と子の時間が多くなる夏休みです。
我が子の本質を
みつめる時間であってほしいと願います。
我が子を観るということです。