パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】空想?嘘??
「クリスマスツリーが
うまくできそうだから見に来てよ・・・」
職員室のドアをガラガラ〜と
開けて誘ってくれるので、
クラスを覗いてみました。
「みんなの家にはツリーは飾ったの??」と尋ねると。
まぁ〜空想の世界の話が飛び交う飛び交う。
いいですね〜
幼子ならではデス。
聞いていて笑ちゃうし、
楽しいものです。
空想はいいものです。
さて・・・
さて・・・
子どもには、
正直さというものを求めても、
きりがないものだと思っています。
友だちに自慢したくて・・・
つい嘘ついちゃった。
すごいと思われたくて・・・
大げさに言うこともある。
そんなものでしょう。
親に叱られたくないばかりに、
宿題をやっていないのに・・・
「もう終わった」と言ったり、
テストの点数が悪かったときに、
「まだ返してもらっていない」と・・・
ごまかしたりなど。
思い当たることはあるのではないでしょうか。
でも・・・
親心としては・・・
ウチの子が嘘をつくなんて
信じられないとも思うのでしょう。
どこかで悪い影響を受けて
嘘つきになったのかも??などと、
過剰に心配したり
不安になったりする人もいる様です。
子どもは嘘をつくものデス。
さらに言うと・・・
大人だって嘘をつくことはあるでしょう。
人を傷つけるような深刻な嘘でない限り、
神経質にとらえる必要はないかとも思います。
事実と空想の区別が
つかないこともあるでしょう。
心理的発達が未熟な幼い子は、
空想や願望を本当のことのように話します。
嘘をついているという自覚はありません。
また、また、
かまってほしいという思い。
痛くもないのに「お腹が痛い」と言ったり、
園での出来事を
実際より大げさに表現したりと、
親にかまってほしいから
嘘をつく子もいるでしょう。
自分の身を守りたい
という思いからでしょうか。
自分の失敗を
「○◯くんのせいでこうなった」と
友だちのせいにしたりするのは、
親に叱られたくないからでしょう。
これが大人になっても、
続いてしまうケースもある様です。
「子どもの嘘」ひょっとして原因は
「親の嘘」なんて研究をした
海外の心理学者チームもあるようですが、
調査結果として、
子どものころに
親が多く嘘を言っていた人ほど、
大人になった時、
親に対して嘘をつく傾向が
高いということが明らかになったのです。
親がつく嘘は「ダブルバインド」とも言われます。
もちろん・・・
親は悪意をもって
子どもに嘘をつくことはありません。
親が子どもに対して嘘をつくときは、
「良かれと思って」
「しつけのためにしょうがなく」などと、
子どものためを思うがゆえに
仕方がない場合が多いのではないでしょうか。
でも・・・
親が良かれと思ってつく嘘であっても、
子どもの正直さに影響を及ぼす
ということなのでしょうね。
なぜなら・・・
悪気があるかないかの判断は
子どもには難しく、
親の言葉をそのまま素直に
受け取ってしまうからこそ、
軽い気持ちで嘘をつくことには
気をつけなければならないでしょう。
親がつい言ってしまうのは、
「おもちゃを片づけないなら
全部捨てちゃうからね!」
「好き嫌いばかりするなら、
もう、ごはん作ってあげないからね!」
などという、
決して実行に移さない
非現実的な内容なのではないでしょうか。
これはすなわち、
嘘であり、
「ダブルバインド」
ということなのです。
まぁ・・・
嘘をつく以外の解決策を用意することを
覚えていくといいのでしょう。
これが身についていないと、
社会に出てから躓いたときに、
とんでもない現実に突き当たるでしょう。