パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】感じる矛盾・・・笑
園庭の山桜が咲く頃は・・・
操演式が終わる頃。
今年は暖かいのでしょうか?
少し早く開花しました。
今日も終了証書授与式に向けて、
ママ達が集まってくれて、
貴重な時間をありがたく思います。
本日はサーキット大会。
年長児の保護者の方々は
胸が暑くなる時間だったのではないでしょうか?
我が子の日々の積み重ねで培った姿をみて、
そのように思われたのでしょうか?
さて・・・
いいとかダメとかを言いたいのではありません。
教える側としての矛盾。
子どもの成長に対する矛盾。
ながいですから読まなくても構いません。
『矛盾を知る』
私が新任だった30年前は、
子どもにお便りを配るときには、
必ず!
こんな話をして配りました。
『いまから配るお手紙は、
今度の遠足の話の手紙でーす。
ここには、
持ってくるものも書いてあります。
もしも・・・
渡すの忘れちゃったら、
どうなると思う?』
と聞くと、
『持ってくるものなくて困る〰︎!』と、
子どもたち。
『そうなんだ。
お弁当持ってこれなかったら、
困っちゃうよね?
水筒なかったら
困るよね??
だから、
絶対に渡してください。
お家に帰ったらすぐに渡してください。』
こう伝えると、
幼いながらも、
真剣に話を聞き、
ちゃんと鞄にしまう子どもたち。
そして、
お迎えに保護者がくると、
すぐに!
その場で手紙を出して渡す子もいたりして、
子どもなりに自分の事として捉え、
責任感を持って手紙を渡してくれていました。
ところが、
お便りはペーパーレスとなり、
当事者の子どもを通り抜け、
メール配信で保護者に届きます。
子どもは、
何も知らないまま、
持ち物などが、
準備されていることが多くあるのです。
いまは、
保護者へ直通の為、
保護者のフィルターを通り連絡がいく。
子どもがある程度成長し、
親が仕事に集中出来る年齢になっても、
保護者送迎が義務付けられ、
地域移行した部活動に、
お弁当を持って通う
夜・・・遅くまである塾。
親が時間管理しなければ成り立たなかったり、
口を出さなければ、
回らない状況に陥りやすくなった現代社会。
世の中が、
合理性を求めれば求めるほど、
子どもは自分のことを
自分事として考えることを学ぶ機会は、
回りにいる大人がとても意識しないと、
身に付かない状況になっていると思うのです。
例えを上げだしたらキリがありませんが、
いいとか、悪いとか言いたいのではありません。
そのたくさんの矛盾に、
1つでも多く気づくことが出来れば、
子どもに関わる大人として出来ることや、
かける言葉が増えていくのです。
朝・・・
保護者と共に登園してきた子どもたちに、
まずは・・・
子どもの顔を見ながら
『おはようございます』と声をかけ、
『おはようございます』の
挨拶の大切さに保護者が気づく。
誰の為の施設なのか、
無意識に伝わるのです。
いまある状況のなかで、
いま自分に出来ることを、
自分に出来る範囲で。
自分の持ち場の中で考えていくまでですが。