パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】育ちのタイミング
幼稚園生活での育ちを区分していくと
4月から6月を第1期、
7月から9月を第2期、
10月から12月を第3期、
1月から3月までを第4期と区分します。
さて・・・
年少児の第1期。
集団生活に入り、
大好きなママと離れ、
心細い気持ちで登園してきます。
まだほとんどの子が3歳代で,
身辺自立を中心とした援助が必要です。
できることは自分でやっていくようになるので、
援助しながらでも自分でできた時には
「できたね」と認め、
各自が徐々に自信をつけていくものです。
好きな遊びは夢中になって
取り組めるようになりますが、
まわりとかかわりながら遊びを展開していくことは、
まだできません。
担任の先生が仲立ちしながら
仲間関係をつくっていく段階。
第2期では、
クラスでの生活がわかるようになり、
自らお手伝いをする子も出てきます。
「1番でないとイヤ」なこともありますが、
気持ちを受け止めつつ、
決まりがあることを伝えていきながら、
交代することも教えていきましょう。
脱いだ服を自分でたためるようになるので、
できたことを認めながら、
次への意欲につながります。
この年齢で身辺自立をめざしたいので、
方法を言葉で示し、
見守る時と手を出して助ける時を見極め、
関わっていくのです。
さて・・・
現状の第3期ですが、
4歳を迎えた子が多くなってくる頃ですから、
言葉でのやりとりが上手になって、
友だちの気持ちも察することができる子を
担任が気持ちを代弁しながら、
自分の物を友だちに貸してみたり、
友だちの使っている遊具を借りたりすることを繰り返す中で、
我慢や葛藤も経験していきます。
ひとり遊びから、
先生や友だちと一緒に、
簡単なルールのある遊びも展開していくものです。
ここで・・・
他者との育ちの環境が大きな違いとなり
姿として見えてくる頃です。
ここで担任は、
クラスの目標とするゴールと
個人の目標とするゴールを
すり合わせていかなくてはなりません。
ご家庭の中でママとゆっくり育ってきた子は、
集団の中に入り、
他者との育ちのスピードの違いに
「アレ??」となり、
焦ることもあるでしょう。
もしも・・・
そこが気になったら、
ある意味チャンスです。
小学校へ就学するまでに整えていけばいいのです。
なぜなら・・・
ここはご家庭が気づかなくては何も進まないからです。
近頃は、
ママの顔色を伺い、
迎合して何も言わない園や先生もいるようですが、
それでは、
子供のためにはなりません。
幼稚園の役割も果たしていないことになります。
本園のベテラン勢の先生方にはタイミングを見計らい、
ご家庭に伝えるように指導しています。
育ちには「時」がありますから、
ここで!という「時」に伝えるようにと指導しています。
もしも・・・
伝えられたからと言って
ネガティヴに捉えないでください。
気づいた時こそ、
タイミングです。
ボジティブに前に進んで参りましょう。
幼児教育の根底は家庭教育にありますから、
集団の部分は園で個人の部分はご家庭で、
一緒に最善の方法を探って参りましょう。
全力で支えていきますから大丈夫です。