2023/03/01

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】我慢



我慢と辛抱と忍耐・・・


死語となっているような言葉ですが、


これらが身についていることは


人生を左右する大切なことだと思っています。


現在の職場を転々とする方々、


本園の求人で


既卒の方の面接をしていて、


この概念がないのだなと思うことです。


我慢は美徳という言葉があるように、


我慢できる子=いい子


というイメージは健在です。


日本の子どもは、


幼い頃から我慢しなさいと言われて育ちます。


我慢=自制力


ということですから、


我慢は人生に大切な


非認知能力だとも考えることができます。


我が子に・・・


どのような我慢をさせるべきなのか


ということを考えたことはありますか?


例えば・・・


戸外で遊んでいたとします。


以下の2つの我慢のさせかたの違いはわかりますか?


「もう!!何度やったら気がすむの。
いいかげん、帰るわよ!」


「3時に帰るって約束したから、
あともう1回やったら帰ろうね」


どちらの子どもも、


もっと遊びたい気持ちを


我慢することになるわけですが、


親の対応によって、


我慢するときに感じる気持ちに


違いが生まれるものです。


ママに怒られるから、


我慢しようではダメなのです。


前者は怒られるから我慢するだけであって、


なぜ?我慢をするのかを


まったく理解していないことが多いからです。


我が子に親の言うことを聞かせているだけと、


なぜ我慢するのかを伝えることしていません。


この場合は、


子どもにとって我慢するメリットは


親に叱られないことだけ。


後者の子どもも、


もっと遊びたいのに我慢をしています。


しかし・・・


この場合の我慢は、


約束して納得があるので、


子どもが自らを自制できている我慢なのです。


子どもに我慢をさせるときは、


我慢する理由が抑圧なのか?


子どもの自制心なのか?


我慢のさせ方・・・


20年後の未来・・・


社会に出てからの大きな差となることかと。