2023/04/18

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】考えることを考える

 


早くも年中クラスは園外での活動。


普段とは異なる場所で遊ぶことは、


ルールを意識したり、


危ない遊びを展開しないようにとか、


他の方々のご迷惑にならないようにとか、


そして・・・


自分は何をして遊びたいのか?


色々と考えることをしなくてはなりません。


子どもの頭がフル回転しているときは、


悩んで考えているときだと思います。


ブツブツ独り言を言いながら考えているとき、


例えママに時間がなかったとしても遮ってはいけません。


担任の先生方も同様です。


時間に追われているから、


予定が進まないからといって


こっちがいいでしょ!・・・


なんて導きをしてはなりません。


悩ませて、


考えさせていくことです。


導き手手ある大人には、


子どもとしっかりコミュニケーションを取って、


その考える時間を保証してあげる必要があるのです。


ブツブツ考えることで、


自分の考えをしっかり表現する力のみならず、


自分で決めていくという実感を


持たせることになるのです。


ひとりが話していて、


ひとりはずっと黙って聞いている。


こんなことがコミュニケーションではありません。


コミュニケーションとは、


相互が話して聞くこと、


応答を指していくこと、


それによって互いを知り、


感情を共有したりするなかで、


自己表現力が養われていきます。


「人間は考える葦である」


フランスの哲学者・パスカルの言葉です。


葦というのは水辺に育つ、


弱く細い草のような植物のことで、


パスカルは、


人間は自然の中では葦のように弱い存在である。


しかし、


人間は頭を使って考えることができる。


考える事こそ人間に与えられた偉大な力である。


ということを述べています。


考えることが困難に直面したとき、


それを乗り越える術の入り口となるのです。