2024/01/30

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】心根の・・・


 

心根が悪い人の挙措動作や言動からは、


人としての心栄えは伝わらないという話なのですが。


青山学院大学陸上部監督の原晋監督が


選手をスカウトする際に、


最優先することは、


心根のよい人であることにこだわるという。


過去にテレビの密着取材で


青山学院大学の陸上部の練習風景や


寮での集団生活をみたことがあるが、


そのときに感じたのが、


どの学生も素直そうで、


人柄が良い印象だったこと。


チームというものは、


そのような文化を纏うと


新規に加入するメンバーも、


そこに適合する者が集るし、


結束し残留するようになるものだと思う。


これは幼稚園という職場も同じこと。


類は友を呼ぶという諺の通り、


似たもの同士が集って、


同じ価値観を持つ集合体が形成されながら


時間と共に強化されていく。


それを伝統とか文化というものだと思っている。


大学の場合は4年間という区切りがあり、


毎年、毎年、学年分の選手が入れ替わる。


そういった新陳代謝を繰り返しながら


青山学院大学の伝統や文化が継承されていきながら、


チームカラーが形成されるのだろう。


その発端を作るきっかけとなったことが、


心根の悪い者、


タイムだけが良かった選手を


記録優先でスカウトしてしまったことらしい。


タイム重視でチーム入りしたその選手は


素行態度の悪さでチームの和をかき乱し


ぐちゃぐちゃにして退部して行ったという。


私立幼稚園という世界も既卒の先生を採用すると、


似たようなことになるケースがある。


青山学院も、その教訓から、


チーム力を押し上げるには


心根の良い人間をメンバーにするしかないと


青学の躍進に向けて舵を切ったという。


心根がよいというのは


素直で人柄がよいということ。


素直で人柄がよければ


人の声にも耳を傾けられる。


言われたことを疑わずに


素直に従って、


励めるという練習態度が


実力を伸ばすためには欠かせない。


駅伝はタスキを繋げる競技であり、


陸上競技の中でも団体戦なので、


勝利にはチームの良さが大事な要素になる。


チームワークという点では


幼稚園でも同じこと。


苦しいとき、


辛いとき、


お互いを、


いたわり合い、


励まし合って乗り越えなければいけないとき。


人は自分のためだけに頑張るよりも


人のために頑張るほうが頑張りが効くもの。


自分のことより、


他の人を気遣い


勇気を持って立ち上がれる人に出会うと


心栄えの良さを感じてしまうものだ。


心栄えという花を咲かせられるのは


心根の良さという根っこがあるからだと思う。


人との会話の中で、


箱根駅伝での青学チームの話が出たので、


そんなことを考えた。