2022/09/12

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】デジタルへの依存が招くこと


 先日は中秋の名月でした。


とても明るい月光・・・


素敵な月夜でした。


夜になると虫の音も心地よく聞こえ


秋を感じさせますが、


まだ、まだ、日中は秋空の汗ばむ季節です。


さて・・・


世間では胸が痛むニュースが流れて、


子どもを育む生業に身を置くものとしても


憤りや悔しさが交差しています。


これまで大半の人生時間を


費やしてきた方の立場で考えても言葉に言い表せません。


ほんの些細な不注意と怠慢から奪われてしまった命。


本園でも、


やってくれているであろう、


そんなこと言われなくてもやっています。


いわゆるアナログの当たり前のこと、


これらの可視化をすることにしました。


学校の業務のICT化が促進される中での


管理のための手順や仕組みに便利なツール。


保育園、福祉の世界から派生した


学校業務のICT化の流れの中で、


システムに依存する体制ができてしまったのかと。


園児の出欠席の確認。


その場面、その場面における担任教諭の点呼。


デジタルに依存する傾向に陥り、


当たり前の行動が当たり前ではなくなること、


教員育成がなされていない現実。


そこに依存してしまうから人が育たない。


命を守る意識を向上させることを優先しなかったこと。


AIに変わることができないのが、


わたくし達、幼稚園教諭という仕事。


アナログという質にこそ全ての価値があるのです。


言葉の通じない若者が先生と呼ばれる職業に就くが、


先生としての言葉や思考・・・


これを育むのは園長先生の仕事。


意識に裏付けられる行動は、


園長先生の育成手腕。


園長先生以上の教員は育たないし、


教員の意識の質が園の質のひとつです。


いい先生がいれば、いい保護者の方々も育まれる。


いい保護者の方々がいれば、いい先生も育まれる。


だからこそ・・・


子どもを真ん中に考えられる幼稚園となるのです。