2015/12/17

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】習慣は第二の天性


三田のコートドール。

オーナーシェフ斉須政雄氏のフレンチレストランです。

年に一度、仲間の園長先生方と足を運びます。

はじめてお伺いさせていただいたときのことです。

お料理の感動をシェフに伝えても

「あ、そうですか、それはどうも」と・・・そっけないのです。

厨房のドアの隙間から見える、

若い料理人の姿からこのお店の美学が伺えます。

「厨房を拝見してよろしいですか?」と・・・

ここからシェフの表情が和やかに変わります。

「ぜひどうぞ!」と。

以来、毎回、お店にお伺いさえていただく度、

厨房を拝見させていただくのです。

その厨房のステンレスは磨き上げられ新品同様ピッカピカなんです。

ステンレスの輝き、綺麗な床、整然と並べられた調理器具。

そこは厨房というより洗礼されたアトリエ。

若い料理人達が朝、昼、晩、閉店後と、

一日、何度も何度も厨房を磨いているというのです。

自分たちが毎日使うものを磨き、

心を込めた道具から創作される料理は極みの世界。

「十皿の料理」という著書に書かれてあった

『習慣は第二の天性』という言葉に重みを感じます。

オーナーが上から目線でなく、働いている料理人たちが自発して行動する。

通常やる箇所プラスαを心がけているといいます。

そんな環境が個人の資質を高めてくれるのでしょう。