2020/08/13

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】使わない言葉


頑張ってください・・・

目上の方から言われる分には構わないのですが、

そうでない方から「頑張ってください・・・」と

言葉をかけられるとムカッと来ることがあります。

英語表現としては・・・

Go for it.(頑張れ!)

Good luck.(幸運を祈る)などが

適当かもしれません。

Do your best.(ベストを尽くせ)や

Don’t give up.(諦めないで)といった

表現もあるでしょう。

日本語の「頑張ってください」のニュアンスに

最も近いのはGo for it.ではないでしょうか。

また「Do your best.」は

基本的に大人から子どもに対して使う言葉で、

大人へはほとんど用いられません。

頑張ってください・・・は

敬語表現の一種だと思いますが、

本来は

「頑張ってくださいませ」

という言い方なので、

語尾の「ませ」はなくても

文意が通じることもあり省略されがちです。

より丁寧に表現する場合は、

「頑張ってくださいませ」が

適当でなのでしょう。

そもそも「頑張ってください」は

上司や取引先に対しては使わないのが

一般的なのだと認識しています。

というのも

「頑張ってください」とは、

「忍耐をして努力してください」や

「最後までやり通してください」と

激励の意を示しています。

マナーでは、

目上の人を激励することは

失礼とされていますので、

上司や取引先に対しては使わないのが常識です。

先述したように「頑張ってください」は

敬語ではありますが、

丁寧な表現でも、

その内容が不躾なものであれば失礼になります。

上司や取引先と言った目上の人には、

「陰ながら応援しております」という

言い回しを使うことができます。

「陰ながら」は

「見えないところで」

ということを意味しており、

困難に対して困っていたり

孤独を感じていたりする人の心を

励ます言葉です。

「応援する」は

「力を貸して助けること」や

「声援や拍手を送って相手を励ますこと」

などの意味があります。

「頑張る」は相手の動作であるのに対し

「応援する」は

自分の行動なので、

相手に「頑張れ!」というのは

押し付けのように思えてしまいますし、

頑張るのは・・・

その人自身の問題だと思っていますので、

「頑張ってください」

私は・・・

あまり人に対しては使わない言葉なのです。