2018/09/18

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】ガンバロウ!


文部科学省において、

「幼児教育の実践の質向上に関する検討会」。

厚生労働省において、

「保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会」が設置され、

幼児教育、保育の質向上についての検討が進んでいます。

待機児童問題から保育の「量」の確保が優先されてきましたが、

いよいよ幼児教育と保育の「質」ということが、

国の施策の本格的な検討対象となってきているようです。

保育所においては、

保育士の処遇改善をベースに、

キャリアップ助成の仕組みを構築するために、

研修などの義務づけが論議されていますが、

この研修制度の受け先が・・・

一般企業??への委託が囁かれているようです。

実際、土曜開所を実施する保育所においては、

余剰保育士が配置しきれていなければ、

シフト勤務、労働時間が問題となり、

研修参加は無理ですので、

キャリアアップの対象外となるので、

これらの保育士の「質」の向上も・・・

現実味のない話で終わってしまうような気がします。

現在、幼稚園教諭においても、

免許有効期限を10年とし、

失効2年前より30時間の更新講習が義務づけられています。

また、保育士の処遇助成の問題から派生し、

幼稚園教諭の処遇、質の向上を目的とし、

統一した研修カリュキラムが制定されつつあり、

幼稚園教諭研修ハンドブックたるものに・・・

講座受講の認定が根拠とされるなど、

教育研究を得意とする方々のもと

制度の制定が進められています。

この全国共通な仕組みを構築することは、

並大抵の労力ではなく、

膨大な時間がかかり、

ここ数年来、様々な論議が展開されているようです。

どちらも仕組みの中において、

質の向上への道筋の一つとなるのであろうとは思っていますが。

そこで疑問・・・・・

研修ハンドブックに

認定のハンコが多い幼稚園教諭が「いい先生」とされるのか?

ハンコが多ければ?いい先生なのか?

教育研究が好きで論文をかける先生が「いい先生」とされるのか?

これらは、私の考える「いい先生」ではないので、残念な気もしますが、

認定を受けなければならないのであれば、

そうしなければならないのであろうとも思うが。

そもそも・・・

学園における研修の定義が存在しなければ、

その学園にとっての「いい先生」には

なれないのではないかという考えです。

あそこの園が・・・

教員の先生方に、

あの研修を受けさせているからウチも。

あそこの園が、あの講師を呼んでるから、

大金払って・・・あの講師にお願いしてみよう。

そもそも幼稚園教諭、

保育士としての専門的知識を深めるには、

専門的知識を持った、

団体などが制定する研修は必要である・・・

自園にとっての「いい先生」を育むためには、

自園独自の研修が構築されなければならないと考えています。

理事長先生、園長先生が、

自らの言葉で語り、

育まなければならないと思うのです。

採用にしろ、

研修にしろ、

園パンフ、

広報部類にしろ、

園行事にしろ・・・

この業界、独自性、独自性と訴えている割に、

ちょっと真似っこが多すぎないかい?

と思うわけです。

努力を重ねている

若き理事長先生、園長先生も多くいますが、

その努力は自分で考えたものなのか?

考える必要がある思うのです。

自らの理想を目指すのであれば、

自ら創造するしかないと考えています。

どうでしょう・・・

理想がない学園経営に魅力はあるのかしら?

若き園を後継する先生方へ・・・

心の中で問うてみた方がいいですよ。

学園を取り巻く環境が激変しています。

私学助成の私立幼稚園には、

制度は味方はしてくれませんよ。

その分・・・新制度園、認定こども園より、

創造の醍醐味を味わえると思っています。



ってなことで・・・

園内研修のセミナーです。笑

幼稚園3園、総数100名を超す大規模な学園の育成論。

幼稚園と保育所・・・総数50名の育成論。

共通するものは何か・・・

どうぞ・・・

みなさん、パクれるものはパクリましょう。笑

そして自園を活性化させ、

地域の園を活性化させましょう。

これが日本の幼稚園を活性化する近道となります。