パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】親子の対話術
自己肯定感がぐんぐん育つとかの
フレーズが多く目立つようになりました。
結局は・・・会話のポイントであり、
子どもの話を、
どのように聞きくのか・・・
ということだと思うのです。
かっこよく言えばコーチング。
仕事の中では耳慣れたコーチングですが、
子育てや教育にも、
その効果を期待して取り入れる動きが出てきています。
具体的にどういったことを意味するのか、
そしてコーチングの効果とはどのようなものなのか、
知っている人は少ないのではないでしょうか?
コーチはあくまでもサポート役なんです。
仕事でのコーチングは、
コミュニケーションを通じて、
目標達成や問題解決の道筋を
見出してあげることを意味します
政治の世界やビジネス界のトップ層は、
自分専用のコーチを雇っているともあるようです。
ここなんですが・・・
コーチの役割とは、
あくまでも個人の自己実現や目標達成のサポート。
指示を出して行動させるわけではありません。
これを親子の関係で
想像してみるとわかりやすいのではないでしょうか。
親子でのコミュニケーションを通じて、
子ども自身の中にある答えに
気づかせることを目的としています。
近年・・・
自分で考える習慣がない
新卒の多さに驚くといいます。
そもそも質問とは・・・
正しい答えがあるものではありません。
「どう感じた?」「
どうしたらいいと思う?」といった、
本人の率直な考えや意見をたずねる質問でも、
「わからない」というのです。
考える力がまだ備わっていない
大人が増えているのでしょうか。
幼い子どもの場合は・・・
恥ずかしくて自分の意見を口に出せない子、
周りの目を気にして発言を控えてしまう子、
それぞれに抱えている
問題は異なるかもしれません。
コーチングで身につくものとして、
子どもにとって、
どんな良い変化が期待できるのでしょうか。
たとえば・・・です。
「忘れ物はない?」
「宿題はやったの?」と
何度言い聞かせても、
改善しないどころか、
本人も言われることに
慣れてしまって聞き流す癖がついてしまった。
という状況の
お子さんもあるのではないでしょうか。
子どもは大人が思っているよりも、
頭の中ではいろいろ考えを
巡らせているものです。
思考を整理できないために、
優先順位がつけられず、
自分が何をやらなければならないのか
ということが
わからなくなっているのです。
親が子どもの話をしっかりと聞いて、
子どもが自分で考えるよう質問をしてあげることで、
自分から「やろう!」と
思えるようになるというわけです。
これが親子のコーチング。
ですが・・・
親も子も、
試行錯誤しながら
時間をかけて取り組むことで、
必ず子どもは「自分で考えるクセ」を
身につけられるようになるので、
長い目で見守ってあげることが大切です。
基本は・・・
聞くことと質問することでしょう。
本人の気持ちを尊重するということです。
ここでの目的として、
どんな話でも聞いてもらえるという
安心感や信頼感を抱かせることなので、
適当に聞き流したり、
話の先を急いだりしないようにしなければなりません。
子どもの話に対して、
なぜそう思うのか?
どうしてそうしたいのか?と、
積極的に質問してみることです。
ここで!「はい!いいえ!」で
答えられる質問をしないことです。
「いるの? いらないの?」
「やるの? やらないの?」といった
「はい・いいえ」で答えられる質問は、
クローズドクエスチョンと言われています。
これでは会話がそこで途切れてしまうのです。
親子の対話術が重要になりますね。