2023/01/16

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】どうする幼児教育?


人手不足で教育が崩壊しつつある現実。


「保育園落ちた、日本○ね」


すべては、


この言葉を取り上げた


報道から始まったように思える。


今日の日経新聞トップ記事で、


教員不足で、


学校の先生の質が保てないとあります。


 公立小中高等学校の現場は、


先生がいないという深刻な状況にだというのです。


これは私立学校(幼稚園を含む)でも同じこと。


まぁ、


学校の先生という職業の


魅力がなくなってきているということでしょう。

 

 先生になろうかとは思ったけど、


今の学校では、


先生にはなりたくないという方が多いということ。

 

授業も大変。


テストの問題づくりが大変。


採点も大変。


部活も面倒。


学芸会や発表会の準備が大変。


保護者や生徒は、


すぐに文句を言ってくるし、


ベテラン先生との関わりもウザい。


保護者対応で人と関わることが怖くなる。


現実的に大変なことばかりで、


純粋に子どもたちを育みたいという


思いは薄れてしまうからでしょう。

 

教育というものは、


日本の宝である子どもを育む重要なこと。


先生になりたい人がいないということは、


日本の大きな課題であるのです。


これは小中高等学校のみならず、


幼稚園では


もっと深刻に進んでいる問題。

 

 福祉という保育サービスに力を注ぎ、


教育という大切な部分に


視点を当てなくなってしまったことが


大きく関係しているようにも思えます。


今の子育てにおける福祉政策は、


子どもをモノ化しているように思えるのです。


こちらにマンションができるからと


施設をつくり、


あちらに大きなマンションができるからと


施設を増やし、


ニーズがあるだろうと


保育施設を増設してきたことが、


幼児人口減少と迎える少子の時代と共に、


多くの幼稚園や保育所の存続を


脅かす問題となっている事実。


国の労働施策と親の就業率上昇に合わせ、


行政がニーズに応えて


利便性を向上しようとすればするほど、


やってもらうことが当たり前となって


権利主張する人が増えているようにも感じるのです。


子どもはモノでありません。


子育て、教育、保育というのは、


単なるサービスではないのです。


「大切な命を預かっていただく」


「豊かに育んでいただく」のだという


保護者の意識と協力の姿勢がなければ、


子育てという事業は成立しません。


福祉をサービス化させてしまい、


知識や実力が伴っていないにも関わらず、


権利ばかり主張し


好条件の園を渡り歩くような保育士まで増やし、


保育士ジプシーなどという言葉も


定着してしまっている現状。


私立幼稚園教諭と


保育所勤務職員の


大きな賃金格差も問題となり


幼稚園教諭の確保が困難であること。


このままでは、


この先の教育・保育は


子どもの命すら守ることができず、


早晩立ちゆかなくなるはずです。


子育ての第一義的責任は


家庭にあるとする私立幼稚園は、


家庭と手を携えながら


共に豊かな子育て応援を実践しています。

(教育活動開始前預かり、教育活動終了後預かり、

長期休業預かり、TOKYO子育て支援制度の活用)


⻑い歴史の中で培ってきた私立幼稚園の教育は、


地域の財産と言っても過言ではないでしょう。


地域の幼児教育を決して衰退させることなく、


幼保で連携しながら益々発展し、


子ども達の幸せな未来に貢献し続けるための、


抜本的な地域対策を考えなくてはなりません。


今後、小中高等学校は動画や


デジタルを活用した授業が


主流になるかもしれませんが、


教育といっても小中高等学校の授業の教育と、


幼稚園が担う幼児教育という教育、


人との関わりで育む


心を育てることが主となる幼稚園教育では、


動画というわけにはいきません。


幼稚園の直面している問題も、


報道で取り上げてくれないものかと思うのですが。


何だか都は新たな保育政策を実施するようです。


これが実施されると・・・


地域の幼児教育が失われていくでしょう。


幼稚園が閉園していくということです。


幼稚園も2歳児から入園できるのです。

(まだ、取り組んでない園がほどんどですが)


この同じ2歳児を持つ、


幼稚園に通わすご家庭にも、


平等な補助政策を施していただきたいものです。