2020/07/30

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】甘えの波動

                     
                   
               
どこまで甘えさせたらいいでしょうか?

子どもを育てる上で

悩みどころのひとつでしょう。

子育てにおいての目標は

自立と自律だと考えています。

ですから・・・

甘えを突き放すシーンもあるでしょう。

子どもは、

幼なければ幼いほど、

心から信頼できる人にしか、 

甘えやワガママを言わないものです。

心の底から信用したいと思っている人にだけ、

思いっきり甘えたりワガママを言って、

自分への愛情を確かめようとするのです。

「自分のこんな気持ちも、受け止めてもらえる・・・」

「ありのままの自分の想いも、聞いてもらえる・・・」

「自分はこんなに愛される・・・」

ということを確認します。

(クラスでワガママをいう園児がいたら、

担任に安心を寄せているということですから

喜ぶべきですよ。)

つまり、

子どもにとって、

『甘えやワガママを聞いてもらう』

ということは、

『親や大人から、愛情をもらう』

という行為そのものです。

この確信を得ることが、

安心して生きていく

意欲や力の元になります。

人は安心感がなければ成長はできません。

ですから、

思いきり甘えさせて、

安心させる・・・

このことが大切。

このようにして、

しっかりと・・・

ご家庭で甘えやワガママを

受けとめてもらえた子どもたちは、

外でワガママを言う必要がありません。

気持ちが満たされているので、

周りの人に無理な要求をしないものです。

社会人になり、

同僚に無理な要求やワガママを言う人は、

子どもの頃に、

親に聞いてもらえなかった甘えや要求を、

形を変えて、

他の人に満たしてもらおうとしているといわれています。

カップラーメンのような、

3分でできる「子育て」ありません。

必ず段階を経て、

人間は成長するのです。

幼い頃にその段階を得られなかった人には、

大人になってからでも、

必ず、帳尻合わせがやってきます。

私たちは家族とだけでなく、

他者と繋がり、

支え合って生きていく生き物です。

小さい頃の親との関係は、

全ての人間関係のベースとなるようです。

甘えることをたっぷり経験した子どもは、

「自分は、気持ちを受け止めてもらえる人間・・・」

と自分自身に愛情を持ち、

自信を持って

人生を歩めるようになるのではないか

と思っています。

そして・・・

相手にも同じような感情があると認める事ができます。

相手の甘えを受け止める、

心の余裕もできるのです。

人が人として自立と自律をするためには、

幼いときからの「甘え」と「ワガママ」

が鍵ではないかと・・・

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