パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】我慢
今日は水曜日なので長文です。笑
我慢が大切・・・
このことを立証する実験?
「マシュマロ・テスト」というものがあります。
かなりの長期間に渡った実験ですが、
スタンフォード大学の学者の先生だったと思います。
(調べろよって・・・笑)
ディレイ・グラフィティケーション(Delayed Gratification)
「満足を先延ばしできる能力」のを調べてきた実験です。
実験か・・・。
子どもはより多くのマシュマロをもらうために、
目の前にあるマシュマロを食べることを
少しの時間我慢するのです。
半数の子どもはできました。
半数の子どもは目の前のマシュマロを食べてしまいました。
チャンチャン!という・・・お話。
我慢する間は試行錯誤です。笑
豊かなものです。
この実験というのは、
どのようにすれば我慢できるのかということでしたが、
注目を集めたのは、
その後の調査ということです。
1970年代にこの実験が行われ、
1985年、実験に参加した子どもたちについて、
我慢できた子どもたちの能力は、
我慢できない子どもたちより高いという結果になっています。
我慢できた子どもたちの脳と
我慢できなかった子どもたちより脳と
我慢できた子どもの脳の話です。
(多分、私は我慢できなかった側でしょう。)
ご褒美や満足することを、
より大きい喜びのために先に延ばすことができることと、
学力、その他の能力の高さとの関係が明らかになったというのです。
この実験から考えてみると、
我慢とは・・・
先を見据える力に繋がるのではいかと思うのです。
我慢できたから、脳が変わるか。
はじめから脳が違うから、我慢できるのか。
我慢する能力は教育で育てられるのか。
どうなのでしょう。
私は教育や周囲の接し方で育めるようにも思えます。
我慢というものは、
日本固有の教育の中で、
美徳のひとつとして重視されてきました。
ただの我慢ではなく、
先を見据え、今の行動を抑える能力だと思うのです。
なんでも我慢しなさい!!ではありません。
理由のない我慢は、
場合によってはマイナスだとも思います。
言いたい事が言えないことや、
自分の気持ちを殺してしまうような我慢では、
身体や心に良くありません。
先を見据えて・・・
我慢というものは大切なものです。
我慢を修練するためには、
いろいろなコトが求められるでしょう。
大きな喜びを想像できる事が
我慢のための大きな原動力ですから、
想像力は大事。
それを想像できない子供は誘惑に負けて、
目の前のお菓子を食べてしまい、
もっと大きい収穫を逃してしまうのです。
このようなことは、
生きていく中でたくさん起こることでしょう。
「勉強は辛いけど、いつかは卒業して、好きな仕事ができる」
と考えられる子どもと、
「つまらない勉強をやるのは嫌、遊ぶ」
と今のことしか考えられない子どもは、
大きく将来が左右されてしまいます。
大人が子供たちに未来を想像できるように導くのはとても大切です。
そうでないと、子供は誤った選択をする事になります。
自分を慰める事ができない子は気に入らない事があると、
叫んだり、喚いたり、大怒りしたりします。
食べたい時にすぐに食べたい、
遊びたい時にはすぐに遊びたい、
欲しいものはすぐに欲しい。
自分の思い通りにならない時の方が多いので、
常にイライラしてしまいます。
欲望に囚われない、
自分の精神状態を正常に保てられるために、
自分を慰める力はとっても大切でしょう。
そして自制力。
自制力は自分の欲望と向き合える能力です。
望ましい行動と欲望を満たす行動と、
どちらが正しいのかを理解できる事が必要です。
「ママが怒るから、やらない」
「パパが怖いから、やらない」のではなく、
自分に一番ふさわしい行動が理解できて、
やらないのが本当の自制心です。
自制心を育てるためには、
なぜやってはいけないのかを理解させる事が肝心。
ママの根気と繰り返しのみ。
やってはいけないのは、
自分のためである事を解ってもらうことでしょう。
根気と繰り返し・・・
人を育むためには欠かせない要素です。
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