2011/04/09
【パール幼稚園ファンが生まれる幼稚園】入園の日
東日本大震災から4週間となります。 震災によって尊い命を失われた方たち、 大切な家や人、仕事を失われた方たち、 震災地での復旧、復興にむけて活動している方たち、 原発での危険な救援活動、作業にあたっている保護者の方もいます。 多くの人たちを思いますと、自分の無力さを感じています。 3月11日に地震があり、 翌日12日に予定しておりました卒園式は27日に延期をし、 当初予定していた平成22年度修了式は23日に延期、 その後、中止という決定に踏み切りまして、 3月中は園を閉鎖いたしました。 その3週間で感じたことがございます。 幼稚園という場所を学校と認識いただき、 保護者としてご理解、ご協力、ご支援を頂戴できました方々。 幼稚園という場所を子育て支援事業として認識していらっしゃるのか、 自己都合を優先し、ご自分の利益だけをお求めになってしまった方。 それぞれのお考えも理解できました。 それぞれのお考えで幼稚園をお選びになったことでしょう。 ですが・・・幼稚園は学校です。 利用者のお考えを最優先する場所ではございません。 最優先すべきものは、人々の命と子どもたちの最善の利益。 幼稚園という場所には人が集います。 幼稚園という場所では人を想わなければなりません。 人を想えてこそ実践できる幼児教育なのです。 パール幼稚園は1955年、戦後まもなく、 この地に開園いたしました。 これからの日本のため、 未来を担う子どもたちのためにと開園いたしました。 パール幼稚園という名前は「子どもは宝」からきています。 日本の宝物の象徴は真珠ということで、 当時よりパール幼稚園として幼児教育の実践にあたっています。 その設立の想いを、今だからこそ、大切に受け止め、 継承したパール幼稚園の幼児教育に務めてまいりたいと思います。 子どもたちに『生きる力』を育むこと。 人を応援し、人に応援されて生きていることを、 幼児教育を通じ伝えて参りたいと思っています。 「人は誰かに喜ばれて生まれてきます。」 「人は誰かに必要とされるために生きていきます。」 ですから・・・善く生きようと努力するのです。 今日。 新しいくパール幼稚園のファミリーが加わります。 未来を担う地球のファミリーになる者たちです。 是非とも、 保護者の皆様には、 本当の親としての役割をもって示していただきたくお願い申し上げます。 今日。 この入園の日をもって平成23年度が本格的にスタートします。 平成22年度3学期末、 皆様のご期待にそえなかったこと、 皆様のお役に立てなかったこと、 改めて深くお詫び申し上げます。 そして。 この間、 ご賛同いただきました多くの皆様に、 お手紙や、メールを頂戴いたしましたこと、 大変、嬉しくも、勇気となりました。 お礼申しあげます。 ありがとうございました。
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