パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】カーリング??
朝晩は冬を感じる寒さになりました。
でも・・・
例年よりは暖かいかと。
さて・・・
ストーンを氷の上をスムーズに進むように、
ブラシでリンクの表面を
ゴシゴシするスポーツをご存知でしょう。
そうです・・・カーリング。
子供が失敗しないように、
先回りする育児のことを、
このカーリングにかけて、
カーリング育児というようです。
また、また、面白いワードが出てきました。
名前は楽しげですが・・・
カーリング育児は、
子供に対して必要以上に干渉する
過干渉育児を指しています。
親が「先回り」して、
子供にとって障害になるものを
片づけたり排除したり、
手を差し伸べたり、
口出ししたりする育児のことを、
カーリング育児というそうです。
親が何かにつけ「先回り」して、
手出し口出ししていると、
子供の成長の
大きな妨げになってしまうのだとか。
何でもかんでも先回りしてしまう親が
増えているそうですよ。
例えば・・・
「〇〇をやっておくといいらしいので、
早いうちから子どもに〇〇を習わせておく」
といったことです。
「我が子を成功させたい」
「我が子に失敗をさせてはならない」
といった心理が、
親を先回りさせるようです。
一方で・・・
子どもの先回りをして手出し口出しするほうが、
実は親として楽だという見解も
目にしたことがあります。
後者は教員育成ではドンピシャで、
ワタクシもやってしまっていました。
思い当たることがあり、
多々反省。
つまり・・・
先回りしてしまう親の心理には、
我が子を成功させたい
我が子に失敗をさせてはならない
きちんと育児したい
きちんと育児していると思われたい
といった思いがあるでしょうか。
でも・・・
何でも先回りして、
我が子が進む道を整えてしまう
親のもとで育った子どもは、
ちょっとした困難でさえも
乗り越えられなくなるかもしれません。
ワタクシも教員育成において、
失敗しないように。
コケないように。
成功するように・・・
と光をあてる存在でいたかったので、
このような導きをしていました。
これは大きな勘違いを生むことになります。
整えられた道を、
本人なりには一生懸命に進みますから、
自分でできたと錯覚することになるのです。
そればかりか、
やってもらえて当たり前となり、
大事なことが見えなくなるのです。
子育てにおいても、
何の障害もない道、
真っ平らな道しか知らないと、
初めてのことや難しいことに
挑戦して失敗する経験、
ここで頑張らなきゃと
プレッシャーに耐える経験、
失敗やできなかったことのつらさ、
不安などを乗り越える経験、
自分で考えることの経験が欠如してしまうもの。
それらを経験せずに育った子供は、
嫌なことがあると・・・
我慢できない
踏ん張れない
逃げる
などなど。
過干渉育児が
子供の主体性を奪うことになるのでしょう。
先回りする親に育てられた子供は、
忍耐力も
粘り強さも
主体性も
危機管理能力も
問題解決力も
自立心も
自主性も
意欲も自信もない大人に
成長してしまう可能性があるわけです。
いますね・・・
こういう大人。
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