パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】ほめすぎ注意
園庭の山桜が咲きました。
例年より10日間ほど早い開花です。
昨年は桜の実のつきが悪く?
植木屋さんに訪ねたら
気候の具合と教えていただきましたが、
今年は?楽しみにしていていいのでしょうか。
よく植物には話しかけると・・・
なんて話もありますね。
毎年、毎年、
綺麗に咲いてくれてありがとね!
園児たちもさくらんぼを楽しみにしているよ!
と
ほめちぎっておきましょう!!
さて・・・
ほめすぎてしまうこと・・・
子どもの人格形成に
マイナスな影響を与えることがあると思うのです。
成長するにつれ、
・ほめられないと何もしなくなる
・指示待ち人間になる
・チャレンジしなくなる
子どもが自立した人生を歩むために
必要な力が身につかなくなってしまうと思うのです。
自発性が乏しい人にになってしまうのか考察すると、
子どもの時に、
・失敗して叱られる経験をしていない
・叱られて傷つくことを避けるために無理をしない
このような成長過程の
傾向があるのではないかと思うのです。
近年の頑張れない若い人が増えている背景には、
叱るよりほめるということに重点を置いた
教育法が
少なからず影響しているのだとも思うのです。
その結果、
社会に出たときに、
仕事においてアドバイスや
些細な注意を受けただけで、
自分を全否定されたかのように
反応してしまうのです。
この打たれ弱さや傷つきやすさは、
まわりの人たちを困らせるだけでなく、
何より本人の生きづらさに
繋がっていくとも思うのです。
だからといって・・・
可愛い我が子を
ほめずに育てることなんて
無理かもしれません。
ほめ方次第ということなのですが。
親のほめ方が
子どもに及ぼす影響はかなり大きいようです。
・他者と比較してほめることキケン
まわりと比べて
うちの子はできると思うのは自然なことですが、
それを口に出して
子どもに伝えることはどうかと思うのです。
他者と比べて上か下かばかりを気にするようになると、
もろく崩れやすい見せかけの
自己肯定感だけが育ってしまうように思うのです。
・ 結果だけをほめることもキケン
物事の結果だけに注目し
結果がよければほめることは、
結果が悪ければ評価しないということ。
それはいいねということは、
それじゃないのはよくないよというのと
ある意味同じなのです。
100点とってえらいね・・は、
100点とれなければえらくないよ
と言っているのと同じことなのです。
親は子どものできる、
できないに目を向けがちですが、
繊細で大人の顔色をうかがう傾向のある子ほど、
ほめられることが目的化して、
自分が本当にやりたいことを
見失ってしまうことになると思うのです。
結果に対する評価が
自分の価値だと信じてしまうと、
努力することを怠ったり、
過剰によい結果だけを求めたりと、
ズルをしてでもほめられたい
一種の依存症にもつながるので気をつけましょう。
できて当たり前のことをほめるのもキケン
たいしたことでなくても、
子どもは「すごいでしょ!」と
アピールしてきます。
なんでもかんでも、
ほめちぎることは注意した方がいいです。
子どもは必要以上に
自分はすごいんだと勘違いをし、
もっとほめてほめてと
「ほめ」に対して過剰反応するようになります。
ほめてくれる人の前では頑張るけれど、
ほめられないならやらないという
評価を欲しがる子になってしまうのです。
勉強したら必ずほめてもらえるが当たり前になると、
ほめることの効果は薄れるものです。
「ほめる」という行為は、
とても簡単で、
たとえ心がこもっていなくても
適当に言葉にすることができます。
ですが、
その代償は思った以上に深刻なこと。
子どもの心に根深い問題を
植えつけてしまうかもしれません。
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