パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】総会続き・・・
2年1期と括り、
全日本、東京都、各区市町村の
幼稚園団体が運営されている。
昨日は全日本私立幼稚園連合会の総会。
47都道府県の理事の先生、評議員の先生が
私学会館に集まる。
各役職の改選があり、
前々会長の不祥事問題の後、
苦しい時代に会長を勤められた先生がご勇退され、
いつもよくしていただいている近しい先生である
福岡の尾上先生が会長に就任された。
午後から大田区の総会もあり、
地元が優先なので途中で退出し移動。
前年度の事業報告、
決算報告、
今年度の事業計画、
今年度予算の承認を経て、
様々な課題への協議となる。
大田区の総会では会長として次のように述べた。
これから開始される子ども誰でも通園制度や少子問題、
0歳から2歳児の第二子保育料の無償化など、
幼稚園を取り巻く環境は大きく変化します。
平成27年の「子ども子育て支援制度」開始前は
大きく変化はなかった幼稚園を取り巻く環境ですが、
わずか10年間の間に制度は大きく変化し、
保護者の方々の志向も大きく変わってきています。
政府主導により子ども誰でも通園制度のような
幼保の垣根を極限まで無くす政策がスタートします。
大きく変化している時代だからこそ、
大きく二極化していくことが考えられます。
・幼稚園を取り巻く環境を逆風と捉え、
風がやむまで守りを固めていく園運営
・幼稚園を取り巻く環境を追い風と捉え、
新しいチャレンジをする展開の園運営。
幼稚園を中心とし変化を追い風と捉え
地域の課題解決と新しい価値を創造する法人となるかは
設置者の先生方の判断です。
子ども誰でも通園制度を・・・
逆風と捉えるか?
追い風と捉えるか?
子ども誰でも通園制度を逆風と捉えると・・・
子ども誰でも通園制度は、
0歳から2歳までの保育認定のない子どもが、
幼保施設に通園することができる制度です。
この制度の実施主体は、
幼稚園、認可保育所、
認証保育所、認定こども園など、
様々な場所が取り組める制度となっています。
これまでは保育施設に
保育認定児以外が通園することは制度上不可能でした。
この制度によって
保育施設において要保育認定児以外の通園が可能となり、
これまで幼稚園が対象としてきた「未就園児」が
保育施設に流れてしまうという懸念が生じてきます。
子ども誰でも通園制度を追い風と捉えると・・・
子ども誰でも通園制度は、
今まで幼稚園が運営してきた母子分離の未就園児教室や、
満3歳児になるまでの私的契約園児についても、
この制度を活用した登園が可能になります。
この枠組みの実施ができるというのは
間違いなく追い風のメニューとなります。
加えて・・・
もう一つ追い風と捉えるポイントがあるのですが、
子ども誰でも通園制度のニーズは未知数ですが、
現時点で発表されているモデル事業の報告書からは、
ニーズの高さが伺えられます。
実際のところ、
核家族化が進むことで、
子育ての孤立化という社会問題が増加しています。
このような中で
「子どもと離れてリフレッシュすること」
「家事に費やすための時間ができること」は、
現代の子育て世代、
令和の子育ての実態が伺われますが、
これは子育て世代にとっては魅力的なものなのです。
待機児童数は減少され、
非保育認定課程の保育ニーズは未知数ですが、
ニーズは高くあるということです。
平成27年度の子ども子育新制度以降、
制度も大きく変化しています。
さらに、
こども家庭庁の誕生から、
国から発信される
私立幼稚園の担う役割も
大きく変化していくということを踏まえ、
これからの園運営で重要なことは時代の流れを読み、
少しでも先を見据えて準備するということだとも考えます。
まだ、公には公表できませんが・・・
最年少への入園の仕組みが大きく変わっていくそうです。
未だ詳細が見えない制度メニューですが、
特に第2児のご家庭にはとても有益なこととなります。
これも・・・
これまで時間をかけて先を見据えて、
2つのNurserや0-2MaMaGarten、
最年少クラスの設置などを
展開してきたことがあるからできることかと。
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