パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】参謀という存在は
フォロワーシップについて・・・
以前セミナーにも参加したことがあるのだが、
元海上自衛隊海将である伊藤俊幸さんの
「参謀の教科書」という本を読み返してみた。
組織の8割を占めるフォロワー(部下)に着目し、
上司の「参謀」に育て上げるために必要な考え方。
園運営では経験年数に関係なく、
そのテーマや課題において、
一番当事者意識がある人が権限を持って、
リーダーシップを発揮した方が
いい結果を出せると思っています。
プロジェクトでリードしていく先生が・・・
その典型です。
そのような目標に向かって進む中で、
経験年数など関係なく、
リーダーシップを発揮している若い先生に対し、
フォロワーシップを発揮する先生が必要。
フォロワーシップは
リーダーシップの対義するものと思われますが、
実際はリーダーとしての立場にある人こそ
求められる能力だと思います。
幼稚園という組織は基本的にピラミッド型。
フォロワーシップが求められるのです。
管理する立場はリーダーシップとともに、
フォロワーシップも併せて持つことは必要。
フォロワーシップこそ
管理するリーダーには必要なスキルだと思うのです。
模範的フォロワー:協働者
リーダーからの頼りにされ、信頼も厚いタイプ。
・発言・行動ともに積極的で、組織の機能を活発化してくれる。
・仕事において付加価値を生み出すことに熱心。そして実行力もある。
・人間関係を育むことが得意。
部下とも、リーダーともいい関係が構築できる。
すでにリーダーシップも持ち合わせているので、
近い将来、リーダーになれる素質があります。
孤立型フォロワー:破壊者
リーダーによっては、
現状を変革する際などに力強い協力者となるタイプ。
・物事の問題点を見逃さない視力も持ち合わせている。
・時として、「批判はするけれど行動しない」という、
「口だけ」の存在にもみられがち。
・組織の雰囲気を悪くする危険性も持っている。
リーダー次第で力を発揮するタイプです。
順応型フォロワー:従事者
リーダーから指示されたことは、
忠実にこなす職人肌タイプ。
自発的に意見を持ったり発言したりはしない。
リーダーの立場からすれば非常に仕事がやりやすい。
悪く言えば居るだけの存在になりがちです。
リーダーにとっては便利なタイプのフォロワーですが、
このタイプが多すぎると多様性が損なわれるので、
組織力が弱くなる可能性があります。
消極型フォロワー:逃避者
組織全体的には、存在価値を発揮しづらいタイプ。
・意見もなく組織にとって貢献する行動もしない。
・個人を優先するため、主体性がなく、
フォロワーとしてリーダーを補佐することもない・・。
業務以前に信頼関係の構築から始める必要があります。
実務型フォロワー:実践者
仕事は仕事と割り切ってフォローするタイプ
・ほどほどに意見し、ほどほどに働く。
・自分の業務には責任を持つが、
業務範囲外はフォロワーシップを発揮しない
いい意味でビジネスライクにおいて
分かりやすいタイプのフォロワーです。
さて・・・
リーダーになるためには、
どのタイプのフォローワーがいいのかというと、
模範的フォロワーになるのが近道です。
なぜ?私がフォロワーシップにこだわるかというと、
副園長という肩書きの時、
完全にコレに徹した時期があるからだと思う。
もし、私に園長としてのスキルが
身についていたとするのであれば、
このフォロワー時代の経験が
大きなカギとなっているのであろう。
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