パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】外遊びがもたらすもの
年長児にもなれば、
園から帰るとカバンを放り投げ、
自転車に乗って、
友だちが待つ公園へ走って行き、
夕焼けが広がるころまで遊んで、
ヘトヘトになって家へ戻る。
昭和の時代では、
よく見られた子どものこんな光景は、
今では目にしなくなりました。
外で遊ぶ機会が減ってきたことが、
子どもの体力低下につながり、
果ては集中力の欠如や学級崩壊の原因と
指摘されていることも事実なのです。
幼児は1日60分以上、
体を動かすことが望ましいと
文部科学省から指針が出ていますが、
外遊びは、
体を動かし体力を向上させるだけでなく、
子どもに身に付けてほしい
さまざまな力を伸ばすことができる
メリットがいっぱいです。
外遊びをするとき、
大人が知っておきたいこととして、
ただ「外へ出て体を動かす」だけでは、
子どもの運動能力や社会性を育めるわけではないようです。
外へ連れ出して「遊んでごらん」と言ってみても、
外遊びに慣れていなければ、
子どもは大人が望むように遊びませんし、
そもそも遊べないということです。
体力・運動能力の向上や
健康的な体の育成は言うこともありませんが、
のびのびと外遊びをして、
さまざまな「できた!」という
成功体験を重ねていくことで
意欲的な心も育まれます。
外遊びでたくさんの友だちと
群れて遊ぶことで、
仲間のルールを守り、
自分勝手なふるまいを抑えて、
友だちとコミュニケーションを取ることを覚え、
協調する社会性を身に付けることができるものです。
鬼ごっこで逃げたり、
高いところから飛び降りたり、
外遊びは危険予測や状況判断といった、
脳の発達を促す効果もあります。
自分たちで遊びのルールを
工夫することや
新しい遊びを考え出すといった創造力も育まれます。
つまり・・・
外遊びは体を育てるだけでなく、
心の成長も促す効果があると言うことができます。
特に長期の預かり期間中は・・・
年少児、年長児にとって、
年長児だけでなくプライマリーの児童もいますから、
創造的で刺激的な時間だと思います。