パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】つもりはコワイ
20代・・・履歴書に使った写真。
ネクタイが曲がってんだよね・・・
ちゃんとしたつもりだった。
このまま使うのが当時の私。
今では考えらなれいことだ。
最近のことである。
プロの方に写真撮影をお願いすることがあって、
知人のスタジオに行って時のお話。
前の方・・・
オーディションで使用する撮影らしい。
ヘアー・メイクもしてから撮影とのこと。
あーメイクって、
そういうふうにやるんだぁ?
なんて遠目で観察しながら、
なんだか・・・新鮮。
髪の毛1本までに神経を使うんだ??
どぉーでもいいけど・・・
早くしてくれないかなー??
なんて思いつつ・・・
あちらはお客様。
こちらは友人価格。
文句は言えませんっ。
ようやく撮影のために椅子に座ったと思えば、
また、また、
ヘアーとメイクに入念にチェックが入る。
ようやく撮影
「はい!少し口角を上げてください」
言われた通りにするとシャッター音が数回し、
「顔をまっすぐにして!」
またシャッター音、数回
「崩れないでください。伸びてくださいね!」
「胸椎12番意識して!」
胸椎12番なんてわかるのかっ?
前のめりになっていることを指摘されているということ。
「右の口角を上げてくださいね」
右の口角を意識してあげている様子だが、
また、
シャッター音数回
再度、
口角を上げるように指摘している。
本人はあげていると思っているのであろう。
「できてたらいいませんよぉー!
上げてくださいね!」
絶妙なタイミングで指摘。
カメラマンという職業は?
心の内を読めるのか?
本人は「もう!!あげてるだろっ!!」
と絶対に思っているはずと思う顔。笑
また、また・・・
「自然の笑顔で〜!」
絶妙なタイミングで指摘。
「表情が固くなってきてますので、
一度、顔を動かしましょう」
撮影を中断して、
「ハイ!体操」と
カメラマンが顔をぐしゃぐしゃに動かしてみせて、
同じようにぐしゃぐしゃにしている。
周りも気にせず女を捨ててんなと思いつつ、
また、また、遠目から観察。
撮影再開
表情には気をつけているのだろうけれど、
色々指摘をされていて、
本人も表情が動いていなかったことに気づいたらしい。
撮影終了・・・
そして本人が1枚選ぶと
「一番無愛想な顔ですね。」とトドメを指している。
容赦のないカメラマンだ。
撮影の最中ずっと口角を上げろとか、
笑え、微笑め!とか言っていたくせに。
でもさ・・・
自分の見慣れている自分の顔を選んだ一枚。
プロから見たら?無愛想。
もう可哀想。
やってる・・・つもり、
できているつもりはコワイものだ。
ところで・・・
皇室の方々の自然な笑顔。
何時間もずっと口角をあげておられて。
それも訓練するということを聞いたことがあります。
うちの先生方にも、
「いいお顔でおいでない」と伝えているが、
自分の表情に責任を持て!ということだ。
言われ続けている理由もわからないものもいる。
他人は客観的に自分を見ることができている。
他人の目から見ていて、
全くできていなかったことに気づいたら
儲けもんだ。
「つもり」になっていたことに
気付くことが成長につながる。
他人に注意されたら、
できているつもりでも、
できていないということ。
やっているつもりでも、
やってないということだ。
それが仕事においてならなおさら。
文句や陰口を叩く前に、
自分のゴールの基準の低さを恥ずかしく思うことだ。