パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】教育的視点があると・・・
かくれんぼ・・・
発達段階の表れでもありますが、
心のニーズを満たしているということ。
見つけてもらえることがうれしいから・・・
大人と子どものかくれんぼは、
隠れるだけでなく
見つけてもらうところまでが繋がる。
隠れているというドキドキと、
見つかった瞬間の笑顔は、
ちゃんと気づいてくれたという気持ちにつながります。
心理学でいう愛着理論の観点から見ると、
安全基地に守られているという感覚が育っているのです。
安心できる関係があるからこそ、
隠れる・・・
また会えるという遊びが成り立つもの。
見つかるかも・・・という
ドキドキがちょうどいい刺激になるもの。
かくれんぼには見つかるかもという・・・
不安と期待が入り混じったスリルがあります。
子どもにとってはちょうどいい冒険なのです。
冒険ですから楽しかったという記憶を強化していくので、
子どもは、何度も何度も・・・
もう1回となるのです。
相手とのやりとりが楽しくなることで、
社会性の力が育まれるもの。
かくれんぼは、ひとりではできない遊びです。
誰かが隠れて、誰かが探す。
ルールとやりとりのある遊びのなかで、
子どもたちは自然と順番を待つとか、
相手を思いやる、
駆け引きを楽しむなどの社会性の基礎を育てています。
子どもの隠れているフリやわざと見つからないフリなど
演技していくことも、
相手との関係を
楽しむためのコミュニケーションの発達段階ということです。
このように遊びの中から育む教育的視点。
子どもの行動を科学してみると面白いものです。