2022/02/14

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】67回目の創立記念日


2月14日は創立記念日。


玄関には先生方から頂戴したお花が飾られています。


近年・・・


創立記念日だからといって休園でもありませんし、


なかなかピンとこない日でもあり、


「園長センセ〜 
パール幼稚園のお誕生日おめでとうございます。」


と園児たちから声をかけられ、


あっ!そうか!と気づく有様。


記念日ですから、


もっと大切に考えなくてはならないと反省。


1955年1月24日


東京都認可幼稚園として


パール幼稚園は、


創立者 野村孝子先生により設立されました。


そして・・・


1955年2月14日開園。


2022年2月14日で67回目の記念日。


孝子先生が30歳で開園しましたので、


明後日の16日の誕生日で、


存命ならば97歳となるわけです。


そして・・・


1988年4月2日学校法人立幼稚園として


寄附行為をいたしまして現在にいたっております。


色々な苦労話もあったようでして、


様々な話は聞かされておりました。


聞かされている当時は、


ふぅ〜ん??程度だったのですが、


近頃、時折、


その話を思い出すようになり、


よく、よく、考えてみると・・・


ウチのお祖母様のエネルギーには


驚くことばかりです。


「スゲーお祖母様」だったんだ?


と今更ながら思うわけなのです。


想い一つで幼稚園を創ったのですから、


戦後と言えども・・・


多額の借金抱えてまで、


人生をかけたのです。


他界する間際など、


私の顔も認識できませんでしたが、


パール幼稚園!と声をかけると、


「光を浴びて・・・」と


園歌を3番まで全て歌うのです。


人生そのものだったということが説くわかります。


70歳でリタイアし、


それ以来・・・


一度も園には足を踏み入れませんでした。


そこには・・・


どんな想いがあったのかは、


私は憶測することしかできません。


パール幼稚園にお祖母様が残してくれた


最高の贈り物は・・・


「パール」という名前だと思っています。


これが「たぬき」だの「たんぽぽ」だったらと思うと、


何も閃かないしトキメキもしない。


真珠でなくPearl・・・


ハイカラな人だったのでしょう。


「Pearl」だったからこそ・・・


と思うことが多くあります。


創立者 野村孝子先生・・・


「憤」という文字が原動力だったのかもしれません。


恚憤・悁憤・感憤・愾墳・・・


自分の心との格闘は多くあったと思います。


わたくしが取り組もうとしていることも、


意識した訳ではないのですが、


気づけば70周年が目処となりそうです。


こういう数字を追うと面白いものです。


歴史を知らない後継者、


歴史から学べない後継者は


大成しないとも言われていますが、


はい!はい!と聞き流していた、


あの話が大きな学びとなっていることにも


気がつくようになりました。


創立記念日・・・


祖母を想い、


祖母に感謝する日でもあります。


もちろん・・・


支えていただけている皆様にも。


恩送り(オンクリ)・・・


恩をつないで参りたいと考える日でもあります。

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